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例)研究発表 生命科学科
[2006/06/09]
◇平成19年度、保健学系大学院新設を計画

 平成18年3月まで医学部保健学科長を務めた梅村創教授(病態情報学)は、感慨深いものがある。保健学系大学院(修士課程)を同19年春に開設する準備を進めているからだ。
 看護師や放射線技師などの医療技術者を育てる医療技術短期大学部(3年制)が、九州大学に置かれたのは昭和46年。同様に設置する23国立大学の中で2番目と早かった。平成14年から「医学部保健学科」として4年制に移行。梅村教授は4年制移行から今回の大学院設置準備まで、足掛け9年間にわたって保健学系の教育改革を担当してきた。この4月からは、新保健学科長の東田善治教授のもとにその作業が引き継がれている。
 保健学科では、看護師・保健師・助産師・臨床検査技師・診療放射線技師などを養成する。看護職者(看護師・保健師・助産師)は、人びとを全人的に理解し、病気からの回復や健康な生活の維持を支援している。その活動分野はますます広がる傾向にある。臨床検査技師は細菌やウイルスの感染、血液免疫機能、代謝を調べる血液検査、悪性細胞の検査、脳波や心電図の測定などを担当。診療放射線技師は、通常のエックス撮影のほかCT、MRI(磁気共鳴画像装置)の 検査、放射線治療なども担当する。いずれも病気の診断や治療に不可欠・重要な分野であり、医療の高度化・専門化などに対応したより質の高さを求められている(図参考)。
 梅村教授は「現代の医療はチーム医療であり、医療の高度化・先進化に伴い保健学系の分野も高い知識と実践力のある人材が必要だ。保健学系の大学院(修士課程)卒業生はその期待に応えるだけでなく、人材養成に当たる教育者として発展していくことも期待され、今後、ますます要請が高まってくる」と語る。
 九州大学の医療教育には大きな特徴がある。全国一か所、医療系統合教育研究センター(センター長:恒吉正澄教授)を持ち、国の大学医療教育を先取りした新しい試みに次々と挑戦していることだ。医学部保健学科でも、医学科や歯学部・薬学部の医系学生と合同で授業を受けたり、WBT(インターネットを利用した教育システム)を積極的に活用している。(参考=2005.8.23掲載「医療人の卵たちのユニークな体験」)

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