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例)研究発表 生命科学科
[2005/08/31]
◇九州大学病院の脳神経外科――全国NO2の実力評価

全国主要病院における病気治療と、その後のケアやリハビリなどを総合的に評価した「全国病院<実力度>ランキング」が、宝島社から「別冊宝島」(8月20日発行)として出版された。脳腫瘍治療部門では、脳神経外科(佐々木富男教授)が全国第2位にランクされている。
 患者の視点に立った7つの評価項目についてのアンケートやデータを基にしている。とりわけ「治療力」の項では全国第1位の評価を得ている。佐々木教授は「治療力は我々の手術だけでなく、病理の判定や放射線や化学療法を施す先生方とのチーム力と実力の表れ」だという。脳腫瘍の中でも聴神経腫瘍の摘出症例数は、佐々木教授自身238例というダントツのトップである(参考論文)。しかも死亡率ゼロ、顔面神経温存率97%、有効聴力温存率52%という素晴らしい成績だ。また「ケア面」の項では「まごころ看護」をモットーに、術後の24時間ICUでの管理、一般病棟に入る前のハイケアユニットでの看護、リハビリも理学療法部と連携してベッドサイドリハビリによる早期離床訓練を行っている。
 最近は「良い病院悪い病院」、「全国名医100選」といった出版物やインターネット情報が過剰気味。中には「基準があいまいだったり、高度な機材設置だけ」(医療関係者の話)というようなケースもある。3年前に就任した佐々木教授は「良い病院とは、手術をきちんとして患者さんを治す。その積み重ねしかない」という。大学病院では難易度の高い手術も多い。だから率先して自らの手術を必ず若い医師に見せて教育する。松角宏一郎医局長は「以前に比べてカンファレンスの密度が変わったし、レスポンスが早くなった。力のある若い医師の手術症例も増えた」と評価を裏付ける現場の声を代弁する。

<写真説明> 脳神経外科のカンファレンスでは、佐々木教授(前列左から二人目)を中心に神経病理や神経放射線の医師らとの慎重な検討が続く。

<参考論文> 佐々木富男: 神経鞘腫治療のEBM. 脳の科学、25:1097-1102, 2003

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