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例)研究発表 生命科学科
[2008/10/06]
◇コーヒーは本当に糖尿病を予防するのか?―第4期の研究参加者を募集中

コーヒーは糖尿病に予防的である可能性が疫学研究で指摘されている一方で、逆に一時的には血糖値を上げることも分かっている。これまでの飲用試験は、いずれも短期間である。医学研究院の古野純典教授(予防医学)( http://www.med.kyushu-u.ac.jp/phealth/)の研究グループは、糖尿病予備軍とされる男性に協力を求めて、長期間実験を行うことで効果についての詳細な検証を始めた。さらに第4期の研究参加者を募集している。
 古野教授らは、すでにコーヒーが糖尿病に予防的であるとする疫学研究を発表している。1997―2002年に福岡、熊本両県の自衛官約3200人について解析した結果、糖尿病を発症する相対危険度は、コーヒーを全く飲まない人を1とすると、一日に1-2杯飲む人は0.6、3-4杯では0.7、5杯以上飲む人は0.8だった(参考論文)。
 現在行っている飲用試験は、参加者を「カフェイン入りのインスタントコーヒー」、「カフェイン無しのインスタントコーヒー」、「水だけ」の3群に分けて、コーヒー組は毎日5杯、16週間続ける。0週、8週、16週に「75gブドウ糖負荷試験」を行い、血糖値や血糖値を調整するインスリンの量などを測定して比較する。
 参加者は①40-64歳の男性②BMI指数(体重を身長の二乗で割った数)が25-30の糖尿病予備軍③日ごろコーヒーを飲む習慣が無い人などが条件。
 現在、3期のグループが試験継続中で、4期のグループ20人を新たに募集している。コーヒーや水は提供され、謝礼金も支払われる。問い合わせは、予防医学研究室=092-642-6114(午前10時―午後5時)。

〈参考論文〉>Yamaji T, et al. Coffee consumption and glucose tolerance status in
middle-aged Japanese men. Diabetologia 2004; 47(12): 2145-2151.
〈写真説明〉参加者の「75gブドウ糖負荷試験」の様子。

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