TOP > 研究成果情報 > 研究情報データベース > 詳細

研究情報データベース

キーワード検索
例)研究発表 生命科学科
[2007/07/12]
◇ 医学部生命科学科初めての新入生に聞く

 平成19年度から九州大学医学部に開設された生命科学科は、基礎医学分野において世界レベルの研究者を育成する、ユニークで我が国でも先駆けとなる学科である。生命医科学や医工学などの基礎的な学問領域を広く学び、先端的で創造的な基礎医学研究を開拓する人材の育成に向けた21世紀型医学教育を目指している。
 新入生の尾鶴亮君、瀧口友香さんの男女お二人に抱負や夢を語ってもらった。
―なぜ生命科学科を選択した?
 尾鶴 以前は腫瘍内科医になって抗がん剤の研究をしたいと思っていた。志望大学を絞る段階で、九大に生命科学科が出来ると知って、将来は臨床医になるより研究職のほうに魅力を感じたので。
 瀧口 全く偶然に受験雑誌で九大の生命科学科のことを知った。生物や脳神経などに興味があったので決めた。自分は香川出身なので、初め大学は関西、関東方面だけを志望していた。
―確かに昨年は受験生への説明が遅くなった。
 瀧口 受験雑誌に紹介されたのが昨年10月ごろだった。それで初めて九州に目を向けて、何で今頃よ、なぜもっと早く紹介してくれなかったの、と思った。
―入学した印象は?
 尾鶴 今は医学科の人たちと同じクラスになって授業を受けているが、皆さんの学ぶ意識がとても高い。競い合える仲間だなという感じ。
 瀧口 皆さんはこれからの研究の方向性をしっかりと持っている。私も刺激されると同時に、将来医師になるという自分と違う考え方の人たちとも仲間になれて、いい環境で勉強が出来るなと思う。
―日本の医学界や医療について何か感じていることは?
 尾鶴 派閥というのか学閥というのか、昔のままだなと感じる。また自分の専門領域だけ出来ればいいという考えでなく、いろんな側面から物事を見ることが大切と思う。
 瀧口 実際の医療の現場や研究者の方々の世界が一体どんなものなのかを私は知らないのですが、国民性というのか、閉鎖的な印象がある。海外の方がいろんな情報交換が早いように思う。
―これから大学では?
 尾鶴 生命科学科は学問領域が広いし、工学的な分野もある。医学を幅広く学ぶ中で将来の方向性を決めたい。
 瀧口 脳や心理学に関する学問をしたい。私も生命科学科では幅広く学べると思うから物理的・工学的な視点で切り込める手法を学びたい。
―将来目標は?
 尾鶴 抗がん剤の研究という初期の目標を貫きたい。海外でも学びたい。
 瀧口 今確立した医療を患者さんに提供するだけでなく、将来の患者さんに提供できる新しい治療法を目指したい。
―後輩受験生へ。
 尾鶴 少人数というところに魅力がある。皆前向きで良い仲間にめぐり会えた。生半可でなく、本当に医学を学ぶという気持ちで入ってきて欲しい。
 瀧口 募集数が少ないのは受験生には大変だと思うが、その一人になった今、研究意欲がいっそう高まっている。新設学科だから分からない点もあると思うので、受験生に出来るだけ生の声で教えてあげたい。
―どうもありがとうございました。お二人の念願が叶い環境にも満足できたことで、これからが楽しみです。
メモ
医学部生命科学科 平成19年度開設。初年度入学者 男8人、女7人。
図:「九州大学医学部生命科学科が育成を目指す人材」から。

ページの先頭へ戻る