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例)研究発表 生命科学科
[2010/07/09]
法医学分野の池田典昭教授 法務大臣より感謝状贈呈
 

法医学分野の池田典昭教授が、平成22年2月26日に千葉景子法務大臣より感謝状を贈呈されました。法務大臣からの法医学分野の教授に対する感謝状は、これまで定年を迎えた方にそれまでの業績を踏まえて贈呈されるのが一般的とされていましたが、50歳代前半での顕彰は極めて異例です。池田教授がこれまで地道に行ってきた法医業務に対して評価をいただいたものと思われます。池田教授は昭和56年3月に山形大学医学部を卒業後、山形大学医学部法医学講座の学内講師であった平成3年には、第1回日本法医学会学術奨励賞を受賞しておられます。医学研究院法医学分野の教授には平成8年12月に赴任されました。

法医学は「医学的解明助言を必要とする法律上の案件、事項について、科学的で公正な医学的判断を下すことによって、個人の基本的人権の擁護、社会の安全、福祉の維持に寄与することを目的とする医学」(日本法医学会HPより)とされています。一般的には、殺人事件が起きた時に解剖を行って死因を調べる医学であるとイメージされていることも多いようですが、殺人事件での解剖は、なぜその方がお亡くなりになったのか、解剖を行って死因を解明する、という法医学の中の一部分に過ぎません。事件性がないと考えられる場合でも、ご遺族の「死因を知りたい」という思いに応えるべく解剖を行うことを通して、死因の解明にあたることもあります。その他にも、亡くなった方のみでなく生きている方の鑑定(個人識別、親子鑑定、薬毒物など)も対象に含まれます。近年、死因究明制度や医療死亡事故の原因究明を担当する第三者機関のことや死後画像など、法医学が携わる分野の話題も多くマスメディアでも取り上げられるようになりました。この状況から判断しても、今後も法医学の重要性は変わらない、あるいはさらに増すのではないかと考えられます。『法医解剖だけでなく、薬物の定量・定性的な検出、DNA鑑定などの様々な検査や活動を通じて、個人の権利の擁護、そして社会への貢献を今後も行っていきたい』と語られる池田教授の、今後益々のご活躍を期待したいと思います。
なお、法医病理学、法医血清学、法医中毒学の3本を柱として、法医学分野での研究並びに社会貢献などの詳細については、医学研究院社会環境医学講座法医学分野をご参照ください。

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