TOP > 研究情報 > 詳細

研究情報

キーワード検索
例)研究発表 生命科学科
[2011/02/04]
[発表論文] TIM-3 Is a Promising Target to Selectively
TIM-3 Is a Promising Target to Selectively
Kill Acute Myeloid Leukemia Stem Cells

Yoshikane Kikushige, Takahiro Shima, Shin-ichiro Takayanagi, Shingo Urata, Toshihiro Miyamoto, Hiromi Iwasaki, Katsuto Takenaka, Takanori Teshima, Toshiyuki Tanaka, Yoshimasa Inagaki, Koichi Akashi

Cell Stem Cell, 7, 708-717 (2010)


 ヒト急性骨随性白血病(acute myeloid leukemia:AML)では、極少数の白血病幹細胞(leukemic stem cells:LSCs)のみが、造腫瘍能を有し白血病細胞集団を維持していることが免疫不全マウスを用いた近年の研究で明らかになっている。AMLは化学療法により一旦は寛解を得られても、残存するLSCsの再増殖によりその多くが再発をきたす。したがって、治癒のためにはLSCsの根絶が必要である。LSCsは正常造血幹細胞(hematopoietic stem cells:HSCs)と同様にCD34+CD38-分画内に存在し、その多くがG0期にあり、細胞周期依存的な化学療法には抵抗性を示す。また自己複製能および骨髄支持構造も正常HSCsと類似した機構を利用しており、LSCsを標的とした治療方法の確立は未だ困難である。今回、我々はLSCsに特異的に発現する細胞表面抗原TIM-3を同定し、有用な治療標的となりうる事を見出した。


Yoshikane Kikushige- 菊繁 吉謙
   2009年九州大学大学院医学系学府医学専攻博士課程 修了 現在は九州大学病院遺伝子細胞療法部医員

Koichi Akashi-赤司 浩一
九州大学医学研究院臨床医学部門病態修復内科学分野 教授

ページの先頭へ戻る