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例)研究発表 生命科学科
[2013/03/11]
九州大学医学歴史館建設について
 九州大学医学部は2003年に京都帝国大学福岡医科大学の創立から百周年を迎えました。
その百年の歴史にも拘らず、各教室に継承されている歴史的資料には適当な保管場所が恵まれず、建築移転のたびに貴重な資料が散逸してきました。百年の歴史を誇る母校の大学に期待されることは、二十一世紀の新しいパラダイムとしての、時代を超えて歴史に学ぶ温故知新の理念の具現化です。「歴史とは現在と過去の絶えざる対話である(E・H・カー)」の言葉のように、百年の歴史の医系キャンパスに「歴史との対話の場」を創るため、医学部同窓会が寄附金を募り、「九州大学医学歴史館」を建設することになりました。

 
旧解剖学講堂の外観[撮影:平成5年]
明治36年竣工し、昭和51年移築される。
平成9年に取壊され、現在はその姿を望むことは出来ない。

「九州大学医学歴史館」は医学教育の原点である旧解剖学講堂を復元し、七十五周年記念庭園の一角に建設する予定です。医学歴史館の一階においては創立当時の地元福岡市の招致の熱意、黎明期の碩学の恩師たちの姿、前世紀当初の東京、京都に次ぐ第三の医学部誕生の進取の精神を表し、二階には黎明期の資料、実物展示を供覧します。付属棟では「黎明期を起点とする医学研究進歩の軌跡」を分野ごとに集約、保存できる仕組みを考えます。

論語の「学ビテ思ハザレバ、即チ罔シ」の格言に思いを致すとき、文明は二十世紀に「学ぶこと」の制度は成熟させましたが、「いかに思うか」についての文化的意義は等閑視されてきた憾みがあります。二十一世紀はこの反省に立って、「学びていかに思うべきか」の「思索の場」を具現化する歴史的使命があるのではないかと思い当たります。本医学歴史館は新しい温故知新の理念として、ささやかながら「いかに思うべきか」の視点をこれからの学府教育・研究に提供するものであります。

新入生が医学に志して青雲の心に胸をふくませるとき、また母校創立以来の硯学恩師の情熱に触れ、そして現在にいたる医学研究軌跡の先達の息吹に接するとき、医学歴史館は必ずや、時代の学徒に「新たな心のときめき」と「志の啓示」を与えてくれるでしょう。
 
九州大学医学歴史館 立面図  

九州大学医学歴史館を創ろう -温故知新-  
 

九州大学医学歴史館についてや建設募金については下記にお問合せください
一般社団法人 九州大学医学部同窓会 九州大学医学歴史館建設実行委員会
電話 092-642-6131
FAX 092-642-6133

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