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例)研究発表 生命科学科
[2016/04/12]
医学教育学講座・吉田素文教授の最終講義
  先月3月29日(火)、臨床大講堂において医学教育学講座・吉田素文教授の最終講義が行われました。学内・学外から59名の方に参加いただきました。吉田教授は、2004年に医学教育学講座初代教授に就任され九州大学の卒前・卒後教育、研究のみならず、日本全体の医療者教育に大きく貢献されてこられました。
  
  最終講義では、最初に20年前に臨床医としてコミュニケーション教育の重要性を現場で痛感されたことが原動力となり、卒前教育で特にコミュニケーション教育に力を入れられてこられたことをお話しされました。
  更に医学教育改革の必要性が高まるなか、数多くの課題に取り組んでこられたこと、具体的には臨床実習の評価法の開発と運営、二次救命救急処置の講習会プログラムの開発と普及、eラーニングの導入、附属図書館の運営、電子・オンライン教材の著作権への対応など、幅広く教育活動の指揮をとってこられた詳細と、そこにある課題を述べられました。また医学教育改革に大きな影響を与えた成人学習理論を紹介し、大人の学びとは何かということに関して分かりやすくお話しされました。
  
  続いて日本の近代医学の歴史としてドイツ学派をモデルとして日本の医学教育が発展してきたこと、更に医学教育の実務と研究の関係を診療の実務と研究との関連を例にして解説され、これからの医学教育学の発展のために医学教育研究の重要性を強調されました。近年、医学教育の改革でトピックになっている成果基盤型学習、プロフェッショナリズム、また現在は国際認証という形で海外からの医学教育改革の波があることも紹介され、医学教育の改善に向けて聴講者の協力を依頼されました。医学教育学講座として博士号第1号の輩出などのお話もあり、数多くの吉田教授の業績を改めて認識することができました。
  
  講義の後に、講座、学生からの花束贈呈、そして最後に第二外科の前原喜彦教授からの花束贈呈と激励の言葉をいただき最終講義は盛会のうちに終了となりました。
  あらためて長年にわたり本学に多大な貢献をなされた吉田素文教授に深甚なる感謝を申し上げ、新天地でのご活躍を祈念しております。
  
  最後に、参加いただいた皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
 
 (文責 医学教育学講座講師 菊川 誠)


 

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