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セミナー 学会・シンポジウム 市民公開講座

2011年11月 開催予定全一覧へ戻る

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例)研究発表 生命科学科

セミナー第114回臨床化学セミナー

  • [開催日時]2011年11月15日(火)17:30-19:00
  • [開催場所]北棟2階 共用会議室2
  • [対象]
備考・問合せ先
下記の予定で第114回臨床化学セミナーを予定しております。皆様の御来聴を歓迎いたします。今回は、九州大学マス・フォア・インダストリー研究所から手老篤史博士、秋山正和博士に演者をお願いしています。博士らは生命現象を数学的に説明する数理モデルの構築で非常面白い成果を上げられています。医学系キャンパスではなかなか聞くことの出来ない内容ですし、数式が苦手な方でも理解できるように話していただけるとのことですので、興味のある方は是非ご参加ください。(手老博士はこれらの業績で2008年、2010年のIg Nobel Prize(イグノーベル賞)を受賞されています。)

演者:手老 篤史 博士(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
演題:生物の適応的な輸送ネットワークの形づくりについて

演者:秋山 正和 博士(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
演題:卵割の面白さとその数理的アプローチ

日時:2011年11月15日(火曜日) 17:30-19:00
場所:九州大学病院北棟2階 共用会議室2
世話人:神吉 智丈(内線5752)

要旨1:
生物の輸送ネットワークの多くはよく使われているところは増強されるという適応的な性質を持っている。これらの形状は生物の維持・成長に深く関わるので、重要な問題である。だがこのネットワークの形状は難しい問題であり統一的な理解は難しかった。一方で真正粘菌変形体が迷路を解くという実験結果があり、我々はこの現象の数理モデルを構築した。この「迷路を解く」というパラメータを境界としてネットワークの形状が変化することがわかった。ここでは、適応ネットワークの経路が新しくできる場合について着目することにより、ネットワークの形状に関する一般法則について説明する。

要旨2:
卵割とは発生の初期段階において、受精卵が全体のサイズをほぼ一定に保ちつつ、分裂を繰り返しながら、細胞数を増やしていく過程である。この間、割球同士の配置やタイミングがいかに調整されて、自己を複雑に形作るのかは謎とされている。このような発生現象は一般的に、遺伝子すなわち分子レベルの情報で決まっていると考えられがちである。しかしながら、黒田玲子氏(東京大)が行った巻貝に対する一連の実験[1]からもわかるように、物理的な外力が巻貝の巻き方を反転させることから、発生は遺伝子の情報がすべてを決めているのではなく、より単純な別の原理により起こっているに違いないのである。我々はウニとナマコの卵割パターンについて、卵内の分裂装置の位置が卵の形状とモルフォゲンにより決まっているという単純な仮説を立て、数値シミュレーションを行った。その結果、これらの生物のような複雑な形状を持つ卵割を再現することができた。
ウニ卵の動物極・植物極付近にはそれぞれ異なる拡散性の化学物質が存在していることがわかっている。ここでは、これらが中心体の動きに影響を与えるという仮説を用いた。例えば、中心体に対して動物極からの化学物質が忌避性を、植物極からの化学物質が誘因性を持った場合、複雑なウニの卵割が再現できた。さらに16細胞期のような複雑な形状を持つ場合でさえ、中心体の方向性だけでなく、小割球-中割球-大割球までもが再現することに成功した。このことからわかるとおり、卵割の再現は化学物質の拡散現象が重要であると考えることができる。本発表ではモデルをより深く掘り下げて紹介するとともに、他の生物への適用例なども紹介する。
参考文献[1]
Chiral blastomere arrangement dictates zygotic left-right asymmetry
pathway in snails, Nature 462, 790-794,10 December 2009


九州大学病院検査部
神吉智丈
Tomotake Kanki
Department of Clinical Chemistry and Laboratory Medicine,
Kyushu University School of Medical Sciences
phone +81-92-642-5752
fax: +81-92-642-5772
e-mal: kanki@cclm.med.kyushu-u.ac.jp




セミナー外科学セミナーのご案内

  • [開催日時]2011年11月16日(水)10:00-11:40
  • [開催場所]外来診療棟5階 第二会議室
  • [対象]
備考・問合せ先
下記のとおり開催いたしますのでお知らせします。多数のご来場をお待ちしております。

外科学セミナー
   日 時:平成23年11月16日(水)10:00~11:40
   場 所:外来診療棟5階 第二会議室

   講 師
    10時00分~ 九州大学病院別府病院 外科 准教授 
              三森 功士
  
    10時40分~ 京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器外科部門 講師  
              市川 大輔

    11時20分~ 岐阜大学医学部附属病院 第2外科 講師  
              髙橋 孝夫

 ※それぞれの講師のこれまでに行ってきた臨床・研究を中心に講演いただきます。

セミナー母子総合研究リサーチコア・カンファレンスのご案内

  • [開催日時]2011年11月18日(金)19:00-
  • [開催場所]北6階病棟カンファレンスルーム
  • [対象]
備考・問合せ先
母子総合研究リサーチコア・カンファレンスを下記のごとく開催させていただくこととなりましたので 御案内申し上げます。今回は福岡市立こども病院放射線科長の川波 喬先生をお招きしご講演いただく予定です。奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。

日時:平成23年11月18日(金) 19時~
場所:九州大学病院 北6階病棟カンファレンスルーム

演者:福岡市立こども病院 放射線科長 川波 喬先生

演題・要旨:「小児画像診断と放射線被爆量」

小児は、成人と比し、放射線に対する感受性が格段と高い・余命が格段と長いので、X線検査の際には特別な配慮が必要である。とくに最近のCT機器の進歩はめざましく、多列化が進み、短時間で画像を得ることが可能になってきており、CTは非常に有益な検査である。しかし、医療水準が良好な27カ国における統計では、全X線検査の6%を占めるに過ぎないCT検査、被爆量としては41%をも占めるまでになっている。患者さんや御家族が、有益な放射線検査を安心して受けられるような対策を御紹介したい。また単純X線、RI,造影検査についても簡単に触れる。

九州大学小児外科
松浦俊治



セミナー臨床遺伝医療部スタッフカンファレンスのご案内

  • [開催日時]2011年11月18日(金)16:00-
  • [開催場所]北棟6階病棟カンファレンスルーム
  • [対象]
備考・問合せ先
次回の臨床遺伝医療部スタッフカンファレンスのご案内をいたします。遺伝カウンセリングにご関心のある先生方はどなたでもご来聴ください。

日時:平成23年11月18日(金) 16:00 から
場所:北棟6階病棟カンファレンスルーム
議題: ペルオキシソーム形成異常症の患者家族の遺伝相談

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井原健二
九州大学病院
総合周産期母子医療センター/小児科/臨床遺伝医療部
〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1

セミナー第597回生医研セミナーのご案内

  • [開催日時]2011年11月21日(月)18:00-19:00
  • [開催場所]総合研究棟 講義室101
  • [対象]
備考・問合せ先
下記の要領でセミナーを開催いたします。ご興味ある方の御参加をお待ちしています。

******第597回 生医研セミナー(多階層生体防御システム研究拠点)・
グローバルCOE理医連携セミナー・免疫機構研究セミナーのご案内******

演題:私のscientific journey から

演者:横山 三男 先生 久留米大学医学部名誉教授

日時:日時:平成23年11月21日(月)18:00~19:00

場所:総合研究棟 講義室101

要 旨:この度は、久留米大学医学部名誉教授 横山三男先生をお迎えして、先生ご自身の長年に渡る研究者としての興味深いお話をご披露いただきます。先生は、福岡県柳川のご出身で、順天堂医専を卒業され、東京医科歯科大学
で学位を取得後、NIH研究員、カリフォルニア大学医学部、ハワイ大学医学部助教授を経て、イリノイ大学医学部終身教授となられました。約30年間のアメリカ生活を経てご帰国後、久留米大学医学部に免疫学講座を開設されました。ご承知のように先生は、世界的神経免疫学者のおひとりとして著名であり、著書に「免疫物語」「血液型物語」などがあります。本セミナーでは、先生の渡米の経緯、アメリカでの免疫学領域の研究を牽引してきた学者たちとの出会いと交流、ご専門の神経免疫学などについて、心と体が癒されるお話をしていただきます。熱く若い研究者たちとの語らいを熱望されていますので、気分転換をご希望の研究者の皆様のご来聴を歓迎いたします。

連絡先:生体防御医学研究所 ゲノム病態学分野 谷 憲三朗 内)6434

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