TOP > セミナー 学会・シンポジウム 市民公開講座

セミナー 学会・シンポジウム 市民公開講座

キーワード検索
例)研究発表 生命科学科

セミナー特別講演会「胆道がんの包括的ゲノム解析」【国立がん研究センター 柴田先生】

  • [開催日時]2018年6月14日(木)17:00-18:00
  • [開催場所]総合研究棟1F 105会議室
  • [対象]
備考・問合せ先
国立がん研究センターより柴田龍弘先生をお招きして、「胆道がんの包括的ゲノム解析」についての特別講演会を開催いたします。

柴田龍弘先生は東京大学医科学研究所ゲノム解析センター/ゲノム医科学分野教授を兼任されておられます。国際がんゲノムコンソーシアムで肝臓がん(Nature 2010)の解析を担当され、その後も肝臓がん(Nat Genet 2011, 2012, 2014, Cell 2017, Nat Commun 2018)、胆道がん(Nat Genet 2015, Cancer Cell 2016, Nat Genet 2016, Cancer Discov 2017, Cancer Cell 2017) を中心に様々ながんのゲノム解析を精力的に行われている、国際的に大変著名な先生です。

本講演会は興味がある方全てに開放されています。奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます。

【演者】柴田龍弘 先生 (国立がん研究センター/がんゲノミクス研究分野/分野長)
【タイトル】胆道がんの包括的ゲノム解析
【日時】平成30年6月14日(木)17:00~18:00
【場所】総合研究棟1F 105会議室(病院キャンパス)
【対象者】関心のある方は、どなたでもご参加いただけます。
【参加費】無料(事前申し込み不要です)
【問い合わせ先】第一外科 内線5440
担当:大塚隆生 takao-o(a)surg1.med.kyushu-u.ac.jp
                          (a)を@に替えてメールをご送信ください。 

要旨:肝・胆領域のがんは、本邦を始めとしてアジアに多いがんであり、予後不良な難治がんとして知られる。とりわけ胆道がんにおいては、分子標的薬が未だ承認されておらず、その克服に向け、基礎研究並びに臨床開発研究が強く求められている。
我々の研究グループでは、国際がんゲノムコンソーシアムにおいて、日本人260症例を対象として、胆道がんの包括的な大規模ゲノム解析研究を報告した。その結果、ドライバー遺伝子の分布は発生部位(肝内・肝外・胆嚢)によって特徴的な組み合わせを示した。中でもFGFR2やIDH1, BRCA1など約40%の症例には治療標的となりうるゲノム異常が同定された。また発現解析の結果から、免疫チェックポイント分子高発現症例が存在することが明らかとなった。このグループには高度変異 (high mutation burden)症例が濃縮しており、免疫療法の可能性も示唆された。通常の胆道がんゲノムには、加齢並びにAPOBEC関連変異シグネチャーが検出されたが、本邦で発症した職業関連胆道がんではそれとは異なる特徴的な変異シグネチャーが同定され、特定の発がん物質による発症が示唆された。本講演では、これまでの胆道がん分子解析の結果について紹介したい。

ページの先頭へ戻る