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例)研究発表 生命科学科

セミナー第一回 オミクス代謝研究・関連技術セミナー

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  • [開催日時]2018年12月18日(火)18:30-19:30
  • [開催場所]北棟2F 共用会議室I
  • [対象]
備考・問合せ先
   
  九大ではオミクス研究が盛んに行われていますが、特に質量分析による代謝研究を加速させる関連技術について、今月と来月2回に渡り、セミナーを開催して理解を深めたいと思います。

  まず今月は「質量分析イメージングIMS」に関する内容です。

  投与薬剤の生体分布や病巣を特徴づけるバイオマーカーの局在探索など、基礎研究にはもちろんのこと、今後は臨床的にも診断ツールとしての利用価値が高まるものと思われます。企業の方にご講演いただきますが、宣伝色は控えていただき、あくまで研究に役立つ最新技術の動向についてお話いただきます。
  
皆様奮ってご来聴下さい。
  
日時:12月18日(火)18:30-19:30
  
場所:九大病院北棟2F 共用会議室I
  
演題:イメージング質量分析の実際〜バイオマーカー探索・投与薬剤の局在を可視化〜
  
演者:韮澤 崇(ブルカージャパン株式会社)
  
要旨:CT,MRIやPET/SPECTなどの医療モダリティによる分子イメージングに加え、1994年以降、質量分析機を使用dしたイメージング質量分析(IMS)が開発されてきました。既存の方法とは異なり、物質固有の質量を用いて可視化させるため、より詳細な局在を捕らえることが可能です。さらに、放射性同位体ラベルを必要とせず、汎用性の高い可視化法の一つと言えます。生体組織切片等の平面状サンプルをX,Y軸、等間隔ピクセル状に分析を行い、分子量ごとに2次元で色分けして可視化する簡便な手法です。使用する質量分析計は、対象物質や目的に合わせて最適なものを選択します。タンパク質等の高分子量領域の解析には、マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析計(MALDI-TOF MS)が使用されています。MALDI-TOF MSは広い質量領域を広い視野で高速スキャン(最大で50pixel/秒)できることが大きな特徴です。脂質や薬物・代謝物等の低分子量領域にはMALDIイオン源を搭載したフーリエ変換質量分析計(FT-ICR MS)を使用します。アイソバリックな分子量を完全に分離し、可視化できる特徴を有しています。さらに、特定の質量範囲を選択した高感度測定にも対応した究極のIMS機器と言えます。IMSで得られるデータは膨大であり、手動での解析は非常に困難です。現在では、膨大なデータを利用したクラスタリング解析、主成分分析およびその他のアルゴリズムを駆使した解析が簡便に実行できるソフトウエアの開発が進み、バイオマーカーの探索にもその威力を発揮しています。本講演では、質量分析機および解析ソフトウエアの最新情報をご紹介いたします。

世話人:瀬戸山大樹(検査部)
連絡先:5752(内線)

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