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セミナー 学会・シンポジウム 市民公開講座

2013年9月 開催予定全一覧へ戻る

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例)研究発表 生命科学科

セミナー第57回 消化器・総合外科セミナーのお知らせ

  • [開催日時]2013年9月2日(月)19:00-
  • [開催場所]臨床研究棟A棟4階 消化器・総合外科図書室
  • [対象]
備考・問合せ先
消化器•総合外科では、基礎と臨床の橋渡しとなる研究でご活躍の先生に講師をお願いしてセミナーを行っています。

今回は、九州大学先端融合医療レドックスナビ研究拠点 客員教授 木庭 守 先生をお招きし、ご講演頂きます。
皆様奮ってご参加の程、お願い申し上げます。



日時: 平成25年9月2日(月)午後7時より
場所:臨床研究棟A棟4階 消化器・総合外科(第2外科)図書室
演題:「薬の研究から学んだこと」
演者:木庭 守 先生



〔講演要旨〕
「薬の研究から学んだこと」

医薬品は、たとえメジャーな薬剤ではなくとも、
多数の競合する化合物中から選ばれし出自があり、
そして無数の関門くぐり抜けてきた歴史を持っている。
その生涯は、化合物としての誕生から数えれば数十年に及び、
人のそれにも似て波乱万丈、起伏に富んでいるのが通例である。
したがって、製薬企業の研究開発に携わったとしても、
ひとつの薬剤の誕生から介護まで付き合える機会を持つことは、
実は稀有なケースである。

トシル酸スプラタスト(アイピーディ®、大鵬薬品工業株式会社)は、
Th2阻害剤というキャッチフレーズで既に20年以上市販されている
「アレルギー疾患治療薬」である。演者は、まだ化合物として生まれて間もない時期にこの薬剤と出会い、
幸運にも、アレルギー疾患治療薬・免疫調節剤としてのくすりの命を吹き込む実験を行う機会に恵まれた。
爾来、30有余年に及ぶこの薬剤との格闘こそが、恩師や数多くの共同研究者との出会いを生み、
自分を育てたことは疑う余地もない。実際、会社での仕事を卒業した後、
本学・レドックスナビ研究拠点において研究現場に身を置くことになった動機もまた、

この薬剤の作用機序に関して長年抱いてきた疑問のひとつを自らの手で解決できるかもしれないこと、
そしてこの薬剤への感謝としてレビューを執筆する機会を得ることができるのではないか、と考えたに他ならない。

研究という行為は実に未来に向かう作業であり、過去の経験・体験は邪魔にこそなっても、
役に立つことは殆どない。まして、分野違いの薬剤の基礎研究に纏わる話であることから、
皆様に対し申し訳なく感じつつも、このトシル酸スプラタストと演者との不思議な関わりについて、
そして、30年以上前の実験と本学・レドックスナビ研究拠点との関わりついて紹介したい。




問合せ先:岡本 龍郎(内線:5464)
九州大学大学院医学研究院 消化器・総合外科学(第二外科)
共催:福岡医学会

セミナー生医研セミナー、免疫機構研究セミナーのお知らせ

  • [開催日時]2013年9月4日(木)17:00-18:30
  • [開催場所]生体防御医学研究所1階会議室
  • [対象]
備考・問合せ先
 以下の日程で,半田 浩先生のセミナーを予定しております。皆様のご参加をお待ちいたします。


演題:   ワクシニアウィルス由来タンパク質F11の機能解析

演者:   半田 浩 先生
       国立国際医療研究センター研究所・上級研究員

場所:   生体防御医学研究所1階会議室
日時:   平成25年9月4日(木)17:00~18:30


 半田先生は、東大医科研の笹川千尋先生、London Research InstituteのMichael Way博士に師事され、感染時の宿主応答における細胞骨格制御シグナルの重要性に関して、先駆的な研究をされています。
最近、ワクシニアウ イルスの感染経路において、ウィルス由来タンパク質F11が、宿主の低分子量G タンパク質RhoAに結合し、そのシグナルを抑制することで、ウイルス放出・拡散を促進していることを発見されました。今回は、その研究成果について詳し くご紹介いただく予定です。
皆様の積極的なご参加を期待しております。

参考文献:

Handa Y et al.
Vaccinia Virus F11 Promotes Viral Spread by Acting as a PDZ- Containing Scaffoloding Protein to Bind Myosin-9A and Inhibit RhoA Signaling Cell Host Microbe, 14(1), 51-63, 2013

Ogawa M, Handa Y et al.
The versatility of Shigella effectors
Nat Rev Microbiol, 6(1), 11-16, 2008

Handa et al.
Shigella IpgB1 promotes bacterial entry through the ELMO-Dock180 machinery. Nat Cell Biol, 9(1), 121-8, 2007

Yoshida S, Handa Y et al.
Microtubule-Severing Activity of Shigella Is Pivotal for Intercellular Spreading. Science, 314(5801), 985-989, 2006


生医研・免疫遺伝学 福井宣規

セミナー第26回 九州電子顕微鏡技術者研究会

PDFをダウンロードする
  • [開催日時]平成25年9月7日(土) 9:00~18:00
  • [開催場所]福岡大学病院 新館多目的室
  • [対象]興味のある方ならどなたでも参加可能です。
備考・問合せ先
 この会は、顕微鏡に関する技術や知識の向上をめざして、九州・山口地区の(電子)顕微鏡技術者および(電子)顕微鏡を用いて研究する研究者より構成され、毎年1回、研究報告会を開いています。

 
画像をクリックでPDFが開きます

【開催日時】平成25年9月7日(土) 9:00~18:00
【開催場所】福岡大学病院 新館多目的室1&2(地下1階)
      〒814-0133 福岡市城南区七隈七丁目45番1号 (福大病院)
【特別講演】九州大学医学部 細菌学教室 齋藤光正 准教授
演題:「レプトスピラ感染症 ワイル病病原体発見から百年」
【対  象】興味のある方ならどなたでも参加可能です。
【参加費】500円
【備考・問合せ先】九州大学病院 中央形態分析室 金丸
         電話:092-642-5740 FAX:092-642-5743
         メルアド:kanemaru(a)med.kyushu-u.ac.jp ※(a)を@に置換えてください。
【関係ホームページ】http://www.med.kyushu-u.ac.jp/nano/



セミナー第58回消化器・総合外科セミナーのお知らせ

  • [開催日時]2013年9月9日(月)19:00-
  • [開催場所]臨床研究棟A棟4階 消化器・総合外科図書室
  • [対象]
備考・問合せ先
消化器•総合外科では、基礎と臨床の橋渡しとなる研究でご活躍の先生に講師をお願いしてセミナーを行っています。
今回は、大分大学呼吸器外科 助教 小副川 敦 先生をお招きし、ご講演頂きます。
皆様奮ってご参加の程、お願い申し上げます。


         - 記 -

日時: 平成25年9月9日(月) 午後7時より
場所: 臨床研究棟A棟4階 消化器・総合外科(第2外科)図書室
演題: 「mTOR阻害剤ラパマイシンはPARP阻害剤オラパリブの抗腫瘍効果を増強させる」


演者: 大分大学呼吸器外科 助教 小副川 敦 先生



〔講演要旨〕
PARP阻害剤オラパリブは、DNA相同組換え(HR)に異常を認める腫瘍細胞において合成致死を誘導する。
近年、免疫抑制剤であるmTOR阻害剤ラパマイシンによる抗腫瘍効果が報告されているが、その作用機序の一つとして、このHRの阻害が考えられている。
ジョンズ・ホプキンス大学医学部腫瘍学部門のPhillip Dennisラボでは、肺癌におけるmTOR阻害剤の効果に関する研究を行っており、
今回は、ラパマイシンとオラパリブの併用について、非小細胞肺癌とトリプルネガティブ乳癌細胞株を用いて検討を行った。in vitro 細胞増殖抑制試験において、ラパマイシンとオラパリブの併用は、それぞれ単剤よりも強い増殖抑制を示した。
そこで、細胞株におけるRad51のフォーカス形成能を検討したところ、オラパリブによりRad51フォーカスの形成が増加したが、ラパマイシンの併用によりRad51フォーカスは減少し、ラパマイシンによるHRの阻害が示唆された。
さらに、ヌードマウス皮下腫瘍モデルを用いて治療実験を行ったところ、併用群では、単剤群、対照群と比較し、
有意に腫瘍増殖が抑制された。ラパマイシンとオラパリブの併用は癌細胞株において相乗効果を示し、
その機序は、ラパマイシンによるHR阻害と、オラパリブによる塩基除去修復の阻害によるものであることが示唆された。


問合せ先: 岡本 龍郎(内線:5464)
九州大学大学院医学研究院 消化器・総合外科学(第二外科)

共催: 福岡医学会

セミナー生医研セミナー、免疫機構研究セミナーのお知らせ

  • [開催日時]2013年9月12日(木)17:00-18:30
  • [開催場所]生医研 1階会議室
  • [対象]
備考・問合せ先
 以下の日程で,高浜 洋介 先生のセミナーを予定しております。
皆さまのご参加をお待ちいたします。


演題:   T細胞レパトアを形成する胸腺微小環境

演者:   高浜 洋介 先生
      徳島大学疾患ゲノム研究センター・教授

場所:   生体防御医学研究所1階会議室
日時:   平成25年9月12日(木)17:00~18:30

 高浜先生は、免疫応答の司令塔として生体防御の中心的役割を担うTリンパ球が胸腺内でどのように分化し選択されるのか、また、胸腺はどのようにTリンパ球の分化と選択を支持するのかをテーマに先駆的な研究を展開されています。最近では、ケモカインによる血液系細胞の胸腺髄質移動が中枢性自己寛容の確立に必須であることを明らかにされるとともに、胸腺皮質上皮細胞特異的なプロテアソーム構成鎖β5tを同定され、β5tを含む胸腺プロテアソームがCD8陽性キラーTリンパ球の生成に必須であること、また、自己寛容の確立に関わる転写因子AIREを発現する胸腺髄質上皮細胞がβ5t発現細胞に起源を持つことを明らかにされております。今回は、これらの最新の研究成果についてご紹介いただく予定です。皆様の積極的なご参加を期待しております。

参考文献

Ohigashi I. et al.
Aire-expressing thymic medullary epithelial cells originate from β5t- expressing progenitor cells.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2013; 110(24):9885-90.

Lkhagvasuren E. et al.
Lymphotoxin β receptor regulates the development of CCL21-expressing subset of postnatal medullary thymic epithelial cells.
J Immunol. 2013; 190(10):5110-7.

Nakagawa Y. et al.
Thymic nurse cells provide microenvironment for secondary T cell receptor α rearrangement in cortical thymocytes.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2012; 109(50):20572-7.

Anderson G. and Takahama Y.
Thymic epithelial cells: working class heroes for T cell development and repertoire selection.
Trends Immunol. 2012; 33(6):256-63.

Takahama Y. et al.
β5t-containing thymoproteasome: specific expression in thymic cortical epithelial cells and role in positive selection of CD8+ T cells.
Curr Opin Immunol. 2012; 24(1):92-8.

Lei Y. et al.
Aire-dependent production of XCL1 mediates medullary accumulation of thymic dendritic cells and contributes to regulatory T cell development.
J Exp Med. 2011; 208(2):383-94.

Nitta T. et al.
Cytokine crosstalk for thymic medulla formation.
Curr Opin Immunol. 2011; 23(2):190-7.


生医研・免疫遺伝学 福井宣規

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