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セミナー 学会・シンポジウム 市民公開講座

2015年12月 開催予定全一覧へ戻る

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例)研究発表 生命科学科

セミナー九大精神科・特別セミナー【福岡大学 岩崎先生 桂林先生】

  • [開催日時]2015年12月2日(水)17:30-18:30
  • [開催場所]九大精神科カンファレンスルーム
  • [対象]
備考・問合せ先
  福岡大学 薬学部 臨床疾患薬理学教室・教授の岩崎克典先生、および、准教授の桂林 秀太郎先生をお招きして、「脳高次機能と漢方」というテーマでの特別セミナーを開催いたします。
  岩崎先生の教室では、漢方や向精神薬に関する齧歯類モデルを用いた精神機能障害の行動解析研究を精力的に推進されています。
  ご興味ありましたら、是非、お越し下さい。


日時:2015年12月2日(水)17時30分~18時30分
場所:九大精神科カンファレンスルーム(ウエストウイング棟1階)

・「精神疾患の行動薬理学的研究:特に認知症に対する漢方薬の作用」
    岩崎克典先生(福岡大学 薬学部 臨床疾患薬理学教室・教授)
・「精神疾患の電気生理学的・分子生物学的研究:シナプス機能と神経突起伸長」
    桂林秀太郎先生(福岡大学 薬学部 臨床疾患薬理学教室・准教授)

要旨:
  伝統医学を主軸とする漢方を、現代の薬理学的エビデンスで実証することは、漢方薬の適正使用という点で大きな医療貢献になる。当教室では、アルツハイマー病などの認知症に漢方薬である当帰芍薬散や抑肝散が有効であるか否かを解明しその作用機序を明らかにすることを目的として研究を推進している。
  まずin vivo行動薬理グループは、行動薬理学的手法を用いて漢方薬の作用を現代医学の観点で追究した。
アルツハイマー病の病態モデルとしてβ-アミロイドの脳室内微量注入を施したラットを用いて漢方薬の作用を検討した結果、当帰芍薬散ならびに抑肝散には記憶障害
改善作用があり、その作用の本体は構成生薬の中でも共通して当帰であることや海馬のアセチルコリン神経を介する作用であることを見出した。
  さらには臨床応用されている抑肝散の周辺症状改善作用が釣藤鈎のセロトニン神経を介する作用であることも明らかにした。上述のアルツハイマー病を含む精神疾患の多くは、シナプス機能に何らかの異常を示すことから、その研究対象は神経細胞(ニューロン)が主体である。
  一方、高次脳機能を有する高等動物ほど、脳内のグリア細胞(特にアストロサイト)が多いともいわれる。また近年では、アストロサイトの変異によるシナプス機能の異常も多く報告されている。このような背景から、精神疾患の発症原因や治療戦略を考えるためには、ニューロン-アストロサイト相補連関を考えることが重要である。
  当教室のin vitroグループでは、シナプス伝達を観察するためにパッチクランプ法、アストロサイト活動を観察するために蛍光染色法を用いて、様々な病態モデルにおけるシナプス機能および治療戦略について研究を行っている。実験は、ニューロンとアストロサイトの作用点を区別するために、アストロサイトと単一ニューロンを共培養した「オータプス標本」を用いて行っている。これまでに、1)アストロサイトの長期培養(in vitro系疑似老化)によりシナプス伝達は低下すること、2)てんかん患者iPS細胞から抑制性ニューロンに分化させた細胞では、活動電位の発火パターンに異常があること、3)結節性硬化症シナプスでは、シナプス投射部位の異常とシナプス伝達の低下があること、などを報告してきた。本セミナー(桂林担当部分)では、これらの病態シナプスの伝達変異を例に挙げながら、in vitro系の実験技術を紹介したい。


九州大学大学院 医学研究院 精神病態医学分野
神庭 重信
加藤 隆弘
(事務局・問い合わせ先:九大精神科・レドックスナビ研究拠点 加藤隆弘
takahiro(a)npsych.med.kyushu-u.ac.jp ※@を(a)に置きかえてメールを送信してください。 )


セミナー心療内科メディカルセミナー

  • [開催日時]2015年12月5日(土)12:00~6日(日)13:30
  • [開催場所]
  • [対象]
備考・問合せ先
 九州大学病院心療内科では、毎年、医師・医学生・コメディカルを対象とした心療内科メディカルセミナーを開催しています。平成27年度の冬季は12月5日(土)12:00~6日(日)13:30の予定で開催いたします。スケジュールの詳細は後ほどお知らせいたします。参加ご希望の方は下記①~⑤を平成27年11月23日(金)までにメールにてお知らせください。
① 氏名
② 現在のご所属(学校・学科名、勤務先等)
③ 卒業大学及び卒業年度
④ 携帯電話番号
⑤ E-mailアドレス

連絡先
九州大学心療内科医局長室
TEL:092-642-5318
Email:akane-k(a)cephal.med.kyushu-u.ac.jp (事務担当:上國料)
          ※(a)を@に置きかえてメールをご送信ください。

また、春や夏にも心療内科メディカルセミナーやオリエンテーションレクチャーを開催する予定ですので心療内科に興味をお持ちの方は是非御参加下さい。

九州大学病院 心療内科ウェブサイト

セミナー第16回遺伝学談話会【九州大学 林先生 大野先生】

  • [開催日時]2015年12月8日(火)16:30-18:30
  • [開催場所]総合研究棟105室
  • [対象]
備考・問合せ先
 日本遺伝学会が主催します「遺伝学談話会」を下記の内容で開催いたします。今回は哺乳類の生殖細胞の形成過程と突然変異制御の研究をされている2名の研究者をお迎えし、最新の研究成果を分かりやすく講演していただきます。皆様のご参加をお待ちしております。


■==========================================================================
第16回遺伝学談話会 「多細胞生物の遺伝を支える生殖細胞:発生、変異、エピジェネティクス」===========================================================================■

日時:2015年12月8日(火)17:30~19:00

場所:福岡市東区馬出3-1-1
九州大学 病院キャンパス 総合研究棟105室 (1F)
(福岡市営地下鉄・馬出九大病院前から徒歩5分、詳細は下記HP にてご確認ください)
http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hospital/hospital.html

参加費:無料(談話会だけ参加の場合、事前登録の必要なし)

談話会終了後、総合研究棟サイエンスカフェにて簡単な懇親会を開きます。
懇親会参加希望の方は下記まで御連絡ください。

連絡先:一柳健司(九州大学  生体防御医学研究所 エピゲノム制御学分野 )
電話:092-642-6761
email: ichiyanagi★bioreg.kyushu-u.ac.jp
           ★を@にかえてメールをご送信ください
-----------------講師と講演要旨---------------

「生殖細胞の成り立ちと体外再構築」
林克彦 (九州大学大学院 医学研究院 ヒトゲノム幹細胞医学分野)

生殖細胞は次世代の個体を作る唯一の細胞系列であり、様々な特異的な分化過程を経たのちに卵子や精子となる。体細胞系列では発生・分化の進行にともない細胞の分化可塑性が減少するが、生殖細胞系列では最終分化産物である卵子と精子が受精することにより、胎盤を含んだ全ての細胞系列に分化できる(全能性をもつ)受精卵となる。このように特殊な生殖細胞系列の分化過程では、様々な特徴的な遺伝子発現やエピジェネティック制御がある。本講演では生殖細胞系列の源である始原生殖細胞から卵母細胞までの特徴的な分化過程とその体外での再構築系を紹介したい。


「親から子へ遺伝情報が伝達されるとき、その品質はどのように維持・管理されているか?」
大野みずき(九州大学大学院 医学研究院 基礎放射線医学分野)

生殖細胞に新たに生じるゲノムの変異は、有性生殖を行う生物にとって進化の原動力であるが、一方で遺伝病や先天異常の原因にもなる。遺伝的変異の発生機構や制御機構には未だ不明な点が多い。たとえば近年、ヒトでは父親の加齢に伴って子供に伝わる突然変異の頻度が上昇することが明らかになった。このことは世代あたりの突然変異頻度には、DNA複製の忠実度だけでなく、年齢や性別などによって変化する様々な因子が関与している事を示している。私はDNA損傷とその修復機構がほ乳類の新規生殖細胞突然変異の頻度やスペクトルに影響を及ぼしていると考えている。我々の実験結果だけでなく最近の知見も含めて紹介したい。

セミナー基礎生物学研究所 田中実博士セミナー

  • [開催日時]2015年12月8日(火)16:00-17:00
  • [開催場所]基礎研究A棟 1階セミナー室
  • [対象]
備考・問合せ先
皆様のご来聴をお待ちしております。

演 題: 性のコアメカニズムと生殖細胞

 

演 者: 田中 実 博士(基礎生物学研究所 生殖遺伝学研究室 准教授)

 

日 時:平成27年12月8日(火)16:00~17:00

 

場 所:医学部 基礎研究A棟 1階セミナー室(1E080号室)

 

要 旨:

性の決定は有性生殖を行う動物にとって極めて重要であり、性の分子細胞学的研究も性決定から理解しようと研究が進んできた。しかし最近の研究では、性決定遺伝子は動物によってさまざまであることを示している。
我々はメダカを用いて性決定遺伝子に依存しない性のコアメカニズム(性的可逆性基盤)を見出した。そして、動物のさまざまな性決定遺伝子の祖先遺伝子がこのコアメカニズムに含まれていることを明らかにし、逆にコアメカニズムから性のさまざまな現象が包括的に理解できるとの視点を提示してきた。

 コアメカニズムでは生殖幹細胞の制御が重要であり、生殖細胞は卵巣形成に必須であることが判明した。また生殖細胞は自らの性を自律的に決定する機構を有することも明らかとなり、この機構を利用して身体と生殖細胞の性を不一致にさせることが可能となった。この結果、精子形成にとって雄環境は必須でないこと、精子形成開始は身体と生殖細胞の性の一致が必要であることなど、新たな知見が見出された。
また性のコアメカニズムは単に雌雄をもたらす機構として働くだけではなく、生殖細胞とも密接に関連して未解明なままの生殖のさまざまな現象を制御していることについても時間が許せば触れたい。

 

参考文献

1. 田中・諸橋 編集 細胞工学 (2013) 2月号 特集「性決定分化の制御システム」

2. Nishimura et al., (2015) Science 349, 328-331.

3. Nishimura et al., (2014) Development 141, 3363-3369.

4. Nakamura et al., (2010) Science 328, 1561-1563.

5. Kurokawa et al., (2007) PNAS 104, 16958-16963.

6. Morinaga et al., (2007) PNAS 104, 9691-9696.

 

 

世話人:医学研究院 性差生物学講座 諸橋 憲一郎(内線6180

セミナー大学院特別講義「硬組織研究法」【岩手医科大学 原田先生】

  • [開催日時]2015年12月8日(火)17:00-18:00
  • [開催場所]歯学部本館1階・講義室C
  • [対象]
備考・問合せ先
歯の再生・発生研究のトップランナー、岩手医科大学の原田先生をお招きし、講演会を開催致します。

講演者:岩手医科大学・解剖学講座・発生生物・再生医学分野・教授
原田 英光 先生

講演タイトル:「歯の発生から考える歯根嚢胞発症の潜在的な背景と発症予防治療の基盤研究」

日時:平成27年12月8日(火曜日)午後5時より(質疑応答含め午後6時半頃までです)

場所:九州大学 歯学部本館1階・講義室C(正面玄関から入ってすぐのところにございます)

歯の発生・再生研究について分り易くお話し頂き、発生学に関連する臨床についてもご解説頂きます。ご興味のある方はどなたでも参加できますので、お誘い合わせの上、お越しください。皆様のご来場を大歓迎致します。宜しくお願い申しあげます。

世話人
歯学研究院口腔常態制御学講座分子口腔解剖学分野
久木田 敏夫

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