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セミナー 学会・シンポジウム 市民公開講座

2016年7月 開催予定全一覧へ戻る

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例)研究発表 生命科学科

セミナー大学院特別講義「硬組織研究法」【佐賀大学 久木田先生】

  • [開催日時]2016年7月1日(金)13:00-16:00
  • [開催場所]歯学部本館1階・講義室B
  • [対象]
備考・問合せ先
歯学研究院より大学院特別講義「硬組織研究法」のご案内

講演者:

佐賀大学医学部 微生物学分野
准教授(九州大学客員教授)
久木田 明子 先生

講演のタイトル:
「破骨細胞の分化と機能の制御機構:shRNAライブラリーを用いた破骨細胞分化因子のスクリーニング」


日時:平成28年7月1日(金曜日)午後1時より(午後4時頃まで)
場所:九州大学歯学部本館1階 講義室B

この度は骨の新陳代謝(骨改造)の要である骨吸収細胞・破骨細胞の分化を制御する転写因子LRF/OCZF遺伝子(POKEMON遺伝子)の発見者・佐賀大学医学部・久木田明子博士の大学院特別講義を開催致します。
今回は骨吸収細胞である破骨細胞の分化についの概説とともに、ユニークな手法を用いた新規の分化制御因子の分子検索法についてもお話し頂きます。


尚、本講義は歯学部2年生の「発生学」の時間帯を利用して開催されます。ご興味のある方はどなたでも参加できます。多くの方々のご来場を歓迎致します。

宜しくお願い致します。


(大学院特別講義「硬組織研究法」世話人) 
九州大学大学院 歯学研究院
口腔常態制御学講座
分子口腔解剖学分野
久木田 敏夫

セミナー第133回 臨床化学セミナー

  • [開催日時]2016年7月6日(水)17:30-18:30
  • [開催場所]北棟2階 検査部会議室
  • [対象]
備考・問合せ先
 第133回 臨床化学セミナーを7月6日(水)下記のように予定しております。九州大学の皆様のご来聴を歓迎いたします。
この度、フランス国立保健医学研究所(INSERM)・パーマネント主任研究員(CR1)・田島(後藤)彰先生に、下記の要領で研究セミナーを行なっていただきます。後藤先生はJules A.Hoffmann先生(フランス国立科学研究所 2011年ノーベル生理学・医学賞受賞)らの下でAkirinの発見など自然免疫に関する研究を長らく行なった後に、現在は独立してINSERMにて研究を続けられています。最近の研究成果についてお話いただけると思いますので、皆様のご参加をお待ちしております。(セミナーは日本語で行われます)

演題: Drosophila antiviral immunity: New potential of IMD/TNF-R signalling pathway
演者: 後藤彰(フランス国立保健医学研究所 CR1主任研究員)
所属: フランス国立保健医学研究所(INSERM)
日時: 7月6日(水)17:30 – 18:30
場所: 馬出キャンパス 九州大学病院北棟2階 検査部会議室

要旨: 
The IMD (immune deficiency) pathway was initially discovered for its role in anti-Gram-negative bacteria reactions (Lemaitre et al, 1995) and shares extensive similarities with the mammalian TNF-R (tumor necrosis factor-receptor) signaling cascade. However, recent evidence points to a more complex role of the IMD pathway and strongly suggests its involvement in diverse biological functions namely anti-inflammatory-like responses as well as antiviral immunity. The purpose of this research program is to examine a possible involvement of the IMD pathway in Drosophila antiviral immunity.
We examined picorna-like DCV (Drosophila C virus) replication in S2 cells silenced for 12 well-documented components of the IMD/TNF-R pathway. In parallel we examined the induction of the antibacterial cecropin gene in E.coli stimulated S2 cells. Our data showed that the antibacterial response required all 12 components tested: in contrast a statistically significant increase of DCV occurred only when some of the downstream components of the IMD pathway were silenced. In particular, a marked effect was observed in cells where the fly homolog of mammalian IKKβ (Ird5) had been silenced. We confirmed this result in vivo with IKKb (Ird5) null-mutant flies. Through DNA microarray analysis we next identified a subset of genes, which are regulated by IKKb (Ird5) both in S2 cells and in flies. Functional RNAi and overexpression studies indicate that some of these genes possess antiviral function.
In summary, we examined putative antiviral functions of the IMD pathway and discovered a new antiviral function of IKKb (Ird5) (but not of upstream members of the pathway), which regulates a subset of genes whose products concur to antiviral protection.

世話人 松島 雄一 (医学研究院 臨床検査医学 内線5752)

セミナー第719 回 生医研セミナー【国立国際医療研究センター 清水先生】

  • [開催日時]2016年7月7日(水)15:30-17:30
  • [開催場所]総合研究棟1階 105
  • [対象]
備考・問合せ先
 標記のセミナーについてご案内申し上げます。

演者の清水孝雄先生は、これまで脂質生化学分野を代表する世界的に独創的な研究を推進されてきています。特に「生理活性脂質と膜リン脂質代謝」の解明に大きく貢献され、国際的にも非常に高く評価されておいでです。また、本領域研究の面白さに加えてグローバルな若手人材育成への熱き思いなども、意見交換等も含めて語って頂きます。

多くの方々のご来聴をお待ちしております。
学生の皆さまへもご周知くださいますようよろしくお願いいたします。

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《第 719 回 生医研セミナーのご案内》

日 時: 平成28年7月7日(水)15:30~17:30
場 所: 馬出キャンパス内 総合研究棟1階 105 (下記URL地図の1番)
https://www.kyushu-u.ac.jp/f/27234/hospital_jp.pdf

演 者: 清水孝雄 先生 
国立国際医療研究センター 理事、脂質シグナリングプロジェクト長

演 題: 生理活性脂質から、膜脂質へ


旨: 生体膜はグリセロリン脂質などの両親媒性分子を主成分として、二重膜という隔壁構造を形成している。グリセロリン脂質は少なくとも6種類の極性基を持ち、二つのアシル鎖(脂肪酸鎖)を持つ多様な構造で、組み合わせで、1000種類を超えていると考えられる。この多様性がどの様に形成されるのか、また、その生物的意義は何か、単なる隔壁以上の機能を持つことが想定されている。演者らは、2003年、膜リン脂質多様性の形成機構の研究を開始した。また、同年、ゲノム、プロテオームに引き続き、脂質などの代謝物を網羅的に定量ないし、プロファイリングする技術の開発を目指して、日本で最初の「メタボローム講座」を東大に設立した。その後の研究により、膜リン脂質のアシル鎖の多様性を形成する分子群(アシル転位酵素)を数多く単離し、ケネディ経路、ランズ回路の様々な酵素が個々の脂肪酸種の蓄積に関与することを見出した。これは従来の学説とは異なるものであった。さらに関連する分子を欠損したマウスや細胞の解析から、多様性を持つ生物的意義、また、ホメオスターシスの破綻としての疾患の概念を解明しつつある。演者の30年以上にわたる研究生活を振り返り、現在の研究の意義や面白さを概説したい。

参考文献
・Shimizu, T. Lipid mediators in health and disease. Ann. Rev. Pharmacol.
Toxicol. 49: 123-150, 2009
・Harayama, T. et al. Lysophospholipid acyltransferases mediate phosphatidylcholine diversification to achieve physical properties required in vivo. Cell Metabolism 20; 295-305, 2014
・Hashidate-Yoshida, T. et al. Fatty acid remodeling by LPCAT3 enriches arachidonate in phospholipid membrane and regulated triglyceride transport. eLife 2015; 4:e06328, 2015

多くの方々のご来聴をお待ちしております。


連絡先: 生体防御医学研究所 オルガネラホメオスタシス研究室
 藤木 幸夫 

セミナー九大精神科・特別セミナー【慶應義塾大学 仲嶋先生 奈良先端科学技術大学 吉本先生】

  • [開催日時]2016年7月7日(木)17:00-19:00
  • [開催場所]九大精神科カンファレンスルーム
  • [対象]
備考・問合せ先
 九大精神科・特別セミナーのご案内

日時:7月7日(木)17:00〜19:00
場所:九大精神科カンファレンスルーム(ウエストウイング棟1階)

『精神疾患研究の最前線:病態解明に向けた基礎からと臨床からの新たな試み』

■17:00〜18:00
演者:仲嶋一範先生(慶應義塾大学医学部解剖学教室・教授)
演題:環境因子が大脳皮質の発生・発達過程に与える影響
概要:脳の発生過程において虚血等何らかの環境要因による擾乱を経験すると、生後に脳機能異常が生じうる。
我々は、マウスを用いて胎生期に一過的に虚血にするモデルを作成してヒト超早産児(虚血性脳傷害を伴い高次脳機能障害を呈する)の死後脳と比較した。
その結果、両者において神経細胞の移動障害等の共通した病理所見を見出すとともに、マウスでも認知機能等の異常を認めた。
そこでさらに、神経細胞の移動障害を人為的に体性感覚野において誘導してみたところ、それとは離れた部位である前頭前野の機能異常を引き起こしうることを見出した。
さらに、移動障害によって本来とは異なる層に配置された神経細胞は、その場の細胞外環境に依存して本来とは異なる種類の神経細胞に分化してしまうことを明らかにした。
前頭前野に予め抑制性神経前駆細胞を移植しておくと、統合失調症様症状を惹起する薬物に対する抵抗性を賦与できることも見出したので、ご紹介したい。

■18:00〜19:00
演者:吉本潤一郎先生(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 准教授)
演題:機械学習によるうつ病関連マルチモーダルデータ解析:客観的指標によるうつ病診断とサブタイプ同定を目指して
概要:機械学習とは、与えられたデータからその背後に潜む規則性を発見し、予測や意思決定に役立てようとする情報技術であり、近年では、疾患関連遺伝子の発見や創薬ターゲットとなる化合物スクリーニングなど医学・生命科学の分野でも広く応用されるようになってきた。
本発表では、機械学習手法をユーザとして利用する際に最低限理解しておきたい概念や理論を初学者向きに紹介し、その応用事例として、我々がこれまで取り組んできたうつ病関連データ解析への応用に関して下記の2つ研究を紹介する。
第1は、認知課題中に計測した脳活動データからうつ病患者群と健常対照群の判別を試みたものであり、変数選択能力を持つL1正則化ロジスティック回帰法を適用することにより、10分割交差検証の結果、精度91.95%±2.02%(感度:91.35±2.90%、特異度: 92.55±2.70%)という高い判別精度を
実現することができた。
第2は、安静時fMRIデータから計算される脳領域間の機能結合性、問診データ、血中マーカを属性に持つ多次元データに対して、明示的な教師ラベルを与えずに類似性の高いサンプルと属性群を同時にグループ化できるベイズ多重クラスタリング手法を適用したものである。
特に、うつ病重症度を表す指標(HRSDやBDI-IIなど)が含まれるグループを詳細に調べたところ、セロトニン再取り込み阻害剤に対する治療反応性が幼児期のトラウマ体験を表す指標(CATS)と右角回をハブとするネットワークの機能結合性と相関が高いことを見出した。
計測機器間あるいは施設間の汎化能力など克服すべき課題はまだ残されているものの、以上の結果は、機械学習に基づく多次元データ解析がうつ病の診断やサブタイプを同定する上で有用なツールであることを示唆している。


世話人:九大精神科 神庭重信 加藤隆弘
系統解剖学分野 三浦 岳

【事務局・お問い合わせ先】
九大精神科 加藤隆弘 takahiro(a)npsych.med.kyushu-u.ac.jp
                            ※@を(a)に置きかえてメールを送信してください。

セミナー第134 回 臨床化学セミナー

  • [開催日時]2016年7月21日(木)17:30-18:30
  • [開催場所]北棟2階 検査部会議室
  • [対象]
備考・問合せ先
 本日7月21日(木)、
第134回 臨床化学セミナーを下記のように予定しております。
皆様のご来聴を歓迎いたします。

米川 修先生は臨床検査専門医としてreversed CPCなど臨床検査値から読み解く病態解析の実践とその教育に精力的に取り組んでおられて、日本での臨床検査診断学の代表的指導者の一人です。現在これまでに蓄積された経験を生かして、臨床検査値をもとにした自動診断システムの開発にアボット社と共同で開発中です。今回はその成果を分かりやすく講演していただく予定です。自動診断ですが今話題のAIと言うよりはHI(human intelligence)をベースにしたものです。AIもHIの積み重ねの上にあるわけですから、むしろ今後の自動診断の欠くべからざる土台となるものと期待していま
す。

第134回臨床化学セミナー

演題: 後方診療支援システムから診断支援システムへ
演者:(1)米川 修 
聖隷浜松病院臨床検査科 部長
(2)古山慶一郎
アボットジャパン株式会社診断薬・機器事業部マーケティング部
ビジネスデベロップメントマネージャー

日時: 7月21日(木)17:30 - 18:30
場所: 九州大学病院北棟2階 検査部会議室

世話人 康 東天 (内5748)

要旨
「後方診療支援システムから診断支援システムへ」
聖隷浜松病院 臨床検査科 米川 修
アボットジャパン株式会社診断薬・機器事業部マーケティング部 古山慶一郎

日常診療における究極の目的である迅速適正な治療のためには迅速的確な診断が必須である。診断には、医療面接と身体診察が欠かせない。一方、我々は既に検査なくして医療を行えない状況下にある。科学の進歩を考慮すれば、検査に依存しない今後の医療は考えにくい。とすると、医療面接と身体診察に検査を有効に統合した、より客観的・科学的な診断の実現が一層求められることになる。
臨床の現場に目を向けると検体分析装置の迅速化や高精度化が進む一方、医療の専門化や情報量の増大により、異常値 の確認漏れ等のリスクが高まる危険性が考えられる。当院の検査室では 2001 年より臨床検査医 と連携し、データ解析により得られる情報を臨床側へ発信する「後方診療支援」なるサービスを行ってきた。これは異常データから推測される病態に対する追加検査などを情報発信し、診断や治療 に貢献する活動である。2013 年からデータ解析件数の増加、コメント発信のリアルタイム化 などの効率化を図るため、アボット社と診断支援システムの共同研究開発を開始した。 本セミナーでは、「後方診療支援」から「診断支援」への変貌と診断支援システムを利用した当院での取り組みや成果を紹介したい。 また、診断支援システムのデモを実施する予定である。


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