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セミナー 学会・シンポジウム 市民公開講座

2017年1月 開催予定全一覧へ戻る

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例)研究発表 生命科学科

セミナー第136回臨床化学セミナー【国立がん研究センター 荒川先生】

  • [開催日時]2016年1月10日(火)17:30-18:30
  • [開催場所]北棟2階 検査部会議室
  • [対象]
備考・問合せ先

1月10日(火)、第136回 臨床化学セミナーを下記のように予定しております。
皆様のご来聴を歓迎いたします。
 

第136回臨床化学セミナー

演題:オートファジーとは異なるミトコンドリアのリソソーム分解メカニズムの発見とそのがん抑制作用について
演者:荒川博文 医学博士(国立がん研究センター研究所腫瘍生物学分野部長)

日時: 1月10日(火)17:30 - 18:30
場所: 九州大学病院北棟2階 検査部会議室

世話人 康 東天 (内5748)

要旨
ミトコンドリア品質管理のメカニズムは、ミトコンドリアの健常性維持に重要な働きを有し、その破綻は老化・がん・神経変性疾患などの原因となる。我々はp53誘導性タンパク質Mieap(Mitochondria-eatingprotein:ミトコンドリアを食べるタンパク質)によって制御される全く新しいミトコンドリア品質管理機構を発見した。この機能は、不良なミトコンドリアの中へリソソームタンパク質の集積を誘導しミトコンドリア内酸化修飾タンパク質を除去することによって修復するか(MALM)、あるいは巨大なリソソーム様構造物を誘導して不良なミトコンドリアそのものを直接飲み込んで分解するか(MIV)、のいずれかによってミトコンドリアの健全性を維持する。この機能ががんの発生・進展にどのような役割を果たしているかを明らかとするために、Mieapノックアウトマウスを作成して解析した。Mieap欠損ApcMin/+マウス(大腸がんモデルマウス)は、劇的な消化管腫瘍の発生数増加を認め、寿命の短縮を示した。さらに腫瘍の悪性化・がん化の顕著な促進作用を認めた。Mieap欠損Ganマウス(胃がんモデルマウス)は、全例20週齢前後で胃腺がんを発症した(通常のGanマウスは50週齢で胃がんを発症)。さらに胃がん細胞の胃粘膜深部の固有筋層や血管内への浸潤を高率に認めた。このマウスで確認されたMieap欠損によるがんの発生・悪性形質獲得の強力な促進作用をヒト臨床がんで確認するために、内視鏡的に早期発見された10mm程度の極小胃がん病変症例で、結果的に病理学的診断が粘膜内にとどまる早期がん23例とがん細胞が既に固有筋層や漿膜下組織まで深く浸潤していた進行がん11例に関するMieapの発現を調べたところ、早期がん23例中19例(82%)でMieapの発現を認めたが、対照的に進行がんでは11例中11例(100%)でMieapの発現は消失していた。以上の結果から、我々が発見したオートファジーとは異なる新しいミトコンドリア分解のメカニズムは、p53の新しい機能としてがん抑制に重要な役割を果たしている可能性が高いと考えられる。

このセミナーでは、本機能のメカニズム、生理的意義、臨床がんにおけるがん特異的異常ミトコンドリアなどについても最新のデータを報告し、その意義を討論したい。

セミナー平成28年度 臨床研究・治験従事者研修

  • [開催日時]2017年1月14日(土)10:00-18:00
  • [開催場所]コラボステーションI 1階 共用セミナー室
  • [対象]
備考・問合せ先

平成28年1月27日、九州大学病院は、厚生労働省から医療法に定める「臨床研究中核病院」として指定承認されました。
この度、全国の臨床研究中核病院において、臨床研究・治験従事者研修及び啓発事業の一環として、臨床研究を実施する医師を対象に、質の高い研究計画書を作成し、確実に実行できる研究者の育成のための技術研修を含めた研修を国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の主催で行います。
九州大学病院では下記日程にて開催いたします。
対象者は、医療機関において臨床研究・治験に係る業務を行っており、今後とも継続して臨床研究・治験業務を遂行できる医師、歯科医師です。
なお、本研修会は臨床研究中核病院にて開催されますが、臨床研究中核病院以外の医師(歯科医師)を優先的に対象とします。

>「医療法に基づく臨床研究中核病院」について詳しくは→こちらをご覧ください
>本研修について詳しくは→AMEDのウェブサイトをご覧ください

日時 平成29年1月14日(土) 10:00~18:00
会場 九州大学病院 コラボステーションI 1階 共用セミナー室(キャンパスマップ

プログラム(予定)

10:00-10:10  開会挨拶・オリエンテーション(事務局)
10:10-10:30 「臨床研究とPIの責務」
10:30-10:55 「研究倫理(倫理指針/IRB)」
10:55-12:00 「医師主導治験」
12:00-13:00  昼食
13:00-13:45 「プロジェクト管理」
13:45-14:15 「試験デザイン」
14:15-15:30 「データ管理/モニタリング・監査/安全性管理」
15:30-15:40  休憩
15:40-17:40  ワークショップ(下記より1つ選択して受講となります)
・医療機器(循環器領域)のプロトコール
・「癌」のプロトコール
・「非癌領域」のプロトコール
17:40-18:00  アンケートの回答・閉会挨拶

募集要項

募集人数 30名程度
研修費用 無料(但し研修に関する旅費交通費、宿泊費等は研修生負担)
修了証書 原則、全研修カリキュラムを受講し研修を修了した者に、
「厚生労働省 医政局長名」にて、修了証書を後日郵送します。
応募方法 下記より応募申請用紙をダウンロードの上、メール(pecjct@pecjct.com)
もしくは FAX(03-3300-1653)にてお送りください。
詳しくは、「応募上の注意事項」をお読みください。
平成28年度 臨床研究・治験従事者研修会 応募申請書
応募締切 平成28年12月19日(月)必着
申請書類について不備があり、締切日までに提出されない場合は受け付けません。
余裕をもって手続きをしてください。
申請書類の送付・問い合わせ先
一般社団法人 臨床試験医師養成協議会
〒157-8577 東京都世田谷区北烏山6-11-11 昭和大学臨床薬理研究所内
事務局担当 龍 家圭 (りゅう かけい)
TEL 03-3300-5247 FAX 03-3300-1653 メールアドレス pecjct@pecjct.com
※電子メールで送信の際は件名に【医師研修会参加申込】と記載してください。

セミナー第733回生医研セミナー【デューク大学 金山先生】

  • [開催日時]2017年1月17日(火)17:00-18:30
  • [開催場所]生医研 1階会議室
  • [対象]
備考・問合せ先
 下記の通り生医研セミナーを開催致します。
皆さまのご参加をお待ち申し上げております。
 
 
演題  :  真菌感染症における自然免疫恒常性の維持機構 
演者  :  金山 剛士 先生 
       デューク大学 免疫学部門 ・ リサーチアソシエート 
日時  :  平成29年1月17日(火) 17:00〜18:30 
場所  :  生体防御医学研究所 1階 会議室 
要旨  :  
免疫系は、免疫の暴走による自発性炎症の発症を抑制しながらも、宿主防御のため強力な免疫応答を誘導しなければならないという「免疫学的なジレンマ」を抱えている。しかしながら、感染症において免疫系がどのようにこの問題を解消しているのか、詳しいメカニズムは十分に解明されていない。本研究では、マクロファージの活性化制御メカニズムに着目し、「免疫学的ジレンマ」を解消する仕組みを明らかにすることを目的としている。マクロファージ、とりわけ組織常在性マクロファージは、病原体に感染した組織において、最も早く病原体を感知する細胞の一つであり、生体防御の中心的な役割を担っている。マクロファージは、自然免疫や獲得免疫を活性化させ、免疫反応全体に影響を与える重要なトリガーとして機能することから、免疫の暴走を抑止するため、マクロファージの分化や活性化は精密に制御されていると考えられる。本セミナーでは、我々のこれまでの報告をもとに、真菌感染症におけるマクロファージの機能制御を主軸として、自然免疫が免疫恒常性の維持と免疫応答の誘導を両立する仕組みについて述べる。
 
参考文献:
1) Kanayama M and Shinohara ML. Roles of Autophagy and Autophagy-Related Proteins in Antifungal Immunity. 
Frontiers in Immunology, 7: 47, 2016

2) Kanayama M, He YW and Shinohara ML. Lung is protected from spontaneous inflammation by autophagy in myeloid cells. The Journal of Immunology, 194(11):5465-71, 2015

3) Kanayama M, Inoue M, Danzaki K, Hammer G, He YW and Shinohara ML. Autophagy enhances NFκB activity in specific tissue macrophages by sequestering A20 to boost anti-fungal immunity.
Nature Communications, 6,5779-5792, 2015
 
生体防御医学研究所・免疫遺伝学分野 ・ 福井 宣規
 

セミナー講義「プレゼンテーションスキル」

  • [開催日時]2017年1月24日(火)17:00-18:00
  • [開催場所]基礎研究A棟 第1講義室
  • [対象]
備考・問合せ先
 この度、次世代医療研究開発講座は、シドニー大学のフレーザー准教授を招へいしました。
生理学、解剖学、組織学等の講義に加え、プレゼンテーションスキルアップ講座も御担当されています。
つきましては、以下の日時に、学部生、研究者、教員をはじめプレゼンテーション力向上を目指す方を対象に英語でのプレゼンテーションスキル講義を開催します。

1. 日 時:

平成29年1月24日(火)17:00~18:00

2.場 所:

九州大学 病院キャンパス 基礎研究A棟 第1講義室
※下記URL中央【 病院周辺地図 】中の【 医学部 基礎研究A棟 】になります。
http://www.hosp.kyushu-u.ac.jp/access/index.html

3.演 題:「プレゼンテーションスキル」

シドニー大学 准教授
九州大学医学研究院 講師 スチュアート フレーザー先生

講義は英語で行います。

Do you find public speaking difficult?
Learn some simple tricks to create better presentations to help you and your audience enjoy your talk more.
Small changes to your presentation style can have a large impact on the success of your talk.
Learn these simple tools at this presentation with examples that highlight related to the presentation of medical findings or scientific data.
This seminar is designed to help everyone from undergraduate students, research students, postdoctoral fellows to professors and anyone who has to give or prepare presentations.
Please come along to learn techniques that can enhance your confidence in public presentation with specific focus on presenting at international conferences in English.


司会:九州大学医学研究院 次世代医療研究開発講座 教授 杉山大介

4.参加費: 無料

5.申込不要ですが、参加者多数の場合は、事前登録された方を優先させていただきます。
(定員150名)
https://www.eventbrite.com/e/presentation-skills-seminar-tickets-31241888329

○主催:
九州大学医学研究院次世代医療研究開発講座
Tel 092-642-6210 fax 092-642-6146
E-mail:info-jsd(a)jsd.med.kyushu-u.ac.jp
※(a)を@に置きかえてメールをご送信ください。
○共催:
九州大学 ARO次世代医療センター
九州大学グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGEプログラム)

セミナー生医研セミナーのお知らせ【理化学研究所 今井先生】

  • [開催日時]2017年1月26日(木)17:00-18:30
  • [開催場所]生医研 1階会議室
  • [対象]
備考・問合せ先
演者:今井 猛 先生
所属:理化学研究所 多細胞システム形成研究センター・チームリーダー

タイトル:「神経回路の動作原理と設計原理」

●日時:2017年1月26日(木)17:00~18:30
●場所:生医研本館1F 会議室


【参考論文】
Ke et al., (2016) Super-resolution mapping of neuronal circuitry with an index optimized clearing agent. Cell Rep. 14, 2718-2732.

Ke, Fujimoto, & Imai. (2013) SeeDB: a simple and morphology-preserving optical clearing agent for neuronal circuit reconstruction. Nat. Neurosci. 16, 1154-1161.

Imai et al., (2009) Pre-Target Axon Sorting Establishes the Neural Map Topography. Science 325, 585-60.

Imai et al., (2006) Odorant receptor-derived cAMP signals direct axonal targeting. Science 314, 657-61.


近年、神経回路をなるべく生体に近い形で調べる技術がいろいろと提唱されています。その中で『組織透明化技術』はシート照明顕微鏡の発達と相まって、急速な発展を遂げています。今井先生は、元々東大の坂野仁先生のもとで嗅覚に関する神経回路形成の先駆的な仕事をされ、さらに理研に移られてからはSeeDBやSeeDB2などの透明化技術の開発を通じて、複雑な神経回路の研究に飛躍的な進歩をもたらしました。神経分野に対する可視的アプローチの最前線を知るにはもってこいの機会です。皆様奮ってご参加下さい。


世話人:生医研・分子医科学 中山 敬一(内線6815)

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