TOP > セミナー 学会・シンポジウム 市民公開講座

セミナー 学会・シンポジウム 市民公開講座

2019年4月 開催予定全一覧へ戻る

キーワード検索
例)研究発表 生命科学科

セミナー第18回 応用幹細胞医科学部門セミナー、新学術領域「配偶子構築」セミナー共催

  • [開催日時]2019年4月25日 (木) 17:00~18:30
  • [開催場所]総合研究棟1階105セミナー室
  • [対象]-
備考・問合せ先
第18回 応用幹細胞医科学部門セミナー、新学術領域「配偶子構築」セミナー共催

日時:2019年4月25日 (木) 17:00~18:30 (質疑応答時間を含みます)


場所:総合研究棟1階105セミナー室

演者: 斎藤 通紀 先生

所属:京都大学・ヒト生物学高等研究拠点、医学研究科・機能微細形態学、iPS細胞研究所

講演タイトル: 生殖細胞の発生機構の解明とその試験管内再構成

講演要旨:
 生殖細胞は、精子・卵子に分化し、その融合により新しい個体を形成、我々の遺伝情報やエピゲノム情報を次世代に継承する細胞である。生殖細胞の発生機構の解明は、遺伝情報継承機構・エピゲノム制御機構の解明や幹細胞の増殖・分化制御技術の開発、不妊や遺伝病発症機序の解明につながる。
 我々は、培養ディッシュ上で、マウスES細胞/iPS細胞から、精子・卵子・さらには健常な産仔に貢献する能力を有する始原生殖細胞様細胞を誘導する技術を開発した。本培養系を用いて、始原生殖細胞を誘導する転写・シグナル機構の解明、エピゲノムリプログラミングの本態の解明、始原生殖細胞の増殖法の開発、始原生殖細胞から精子幹細胞の試験管内誘導、卵母細胞分化・減数分裂誘導機構の解明などに成功した。
 これら成果を基盤に、我々は、ヒトiPS細胞からヒト始原生殖細胞様細胞を誘導する技術を開発した。さらに、有用な霊長類モデルの一つであるカニクイザルを用いて、マウス・サル・ヒトにおける多能性スペクトラムの発生座標を解明、霊長類生殖細胞系譜が初期羊膜を起源とすることを見出した。また、最近、ヒト始原生殖細胞様細胞を卵原細胞に成熟させ、エピゲノムリプログラミングを誘導することに成功した。本講演では、我々のこれまでの研究成果の概要と最新の研究知見、また、今後の展望を議論したい。

Key Publications:
1. Yamashiro C, Sasaki K, Yabuta Y, Kojima Y, Nakamura T, Okamoto I, Yokobayashi S, Murase Y, Ishikura Y, Shirane K, Sasaki H, Yamamoto T, Saitou M. Generation of human oogonia from induced pluripotent stem cells in vitro. Science. 2018 362:356-360.
2. Nakamura T, Okamoto I, Sasaki K, Yabuta Y, Iwatani C, Tsuchiya H, Seita Y, Nakamura S, Yamamoto T, Saitou M. A developmental coordinate of pluripotency among mice, monkeys and humans. Nature. 2016 537:57-62.
3. Sasaki K, Yokobayashi S, Nakamura T, Okamoto I, Yabuta Y, Kurimoto K, Ohta H, Moritoki Y, Iwatani C, Tsuchiya H, Nakamura S, Sekiguchi K, Sakuma T, Yamamoto T, Mori T, Woltjen K, Nakagawa M, Yamamoto T, Takahashi K, Yamanaka S, Saitou M. Robust In Vitro Induction of Human Germ Cell Fate from Pluripotent Stem Cells. Cell Stem Cell. 2015 17:178-94.

連絡先:
 医学研究院 応用幹細胞医科学部門 ヒトゲノム幹細胞医学分野
 林 克彦
 〒812-0054 福岡市東区馬出3-1-1
 九州大学大学院医学研究院 応用幹細胞医科学講座
 ヒトゲノム幹細胞医学分野(総合研究棟4F)
 電話:092-642-4844 FAX:092-642-4846 
 Mail:hayashik(a)hgs.med.kyushu-u.ac.jp

ページの先頭へ戻る