研究者のためのインターネット活用法

 
 

このページでは、横溝が時間を節約するために日常的に利用しているcloudサービスや文献の自動入手法について記載します。特に目新しいところは無いと思いますが、研究室の新人の為に書いています。また、研究に役立つWEBサイトは本サイト内のLinksのページにまとめてあります


1)複数のデバイスでファイルを共有:Dropbox

私はMacユーザーですが、研究室、自宅にデスクトップのMacがあり、講義や出張の際にはMac Book Airを持ち歩いています。またiPhoneやiPadも使用しています。複数のデバイスの間でファイルを共有するためにDropboxを愛用しています。Dropboxは最も有名なクラウドサービスで、インストールすると作成されるフォルダーが、同じアカウントで自動的に同期されます。無料で使用できるのは2GBまでなので、全てのデータではなく、作業中のファイル、読みかけの論文のpdfファイルなどを入れてあります。どのデバイスからも最新のバージョンの書類にアクセスできるので、いちいちUSBメモリなどに入れて持ち運ぶ必要がなくなりました。Macintosh、Windowsを問わずに利用できます。http://db.tt/jv2mIQvから登録すれば、新規登録者と(私に)無料の追加スペースサービスがもらえます。iPhoneやiPadで使用するには、iTunes StoreでDropboxを検索して下さい(無料です)。


2)複数のデバイスでメモ、写真、URLを共有:Evernote

こちらもクラウドサービスですが、こちらはファイルではなく、メモ、写真、URLなどを簡単に整理するのに有効です。思いついた研究のアイデア、ホームページのアドレスなどを簡単にクリッピングし、後で整理しています。複数のデバイス、iPhoneやiPadなど、どこからでも入力できます。アカウント取得はここから。iPhoneやiPadで使用するには、iTunes StoreでEvernoteを検索して下さい(無料です)。


3)RSSで自動文献検索:PubmedでRSSを作成

実験や雑用に追われていると、自分の研究領域に関する新しい論文が出たのに気づかないことがあります。以下の方法でキーワードを用いた文献検索をRSS化しておけば、関連論文が出ると自動的に配信されるので見逃しが無くなります。私はMacintoshのメイルソフトウェアである「Mail」に配信されるようにしていますが、どんなRSSリーダーでも読むことができます。

Pubmedで通常通り論文検索を行う。例:Leukotriene [and] receptor

・一番上のオレンジ色のRSSボタンを押して、「Create RSS」

・作られたXMLボタンをメールソフトに登録。(私の場合は、MailのRSSにドラッグ&ドロップ)

・以降は、キーワードを含む論文が出る度に「Mail」に表示されます。石川先生のページも参考にされて下さい。(テキストエンコーディングをISO 2022-JPにすると読めます。)


4)複数のデバイスでメイルを統一:gmailのIMAPプロトコールを用いたメール環境の統一

多くの研究者が複数の端末を用いてメールをやりとりされていると思います。私の場合は、大学の研究室のiMac、講義や出張時に持ち歩くMacBook Air (MBA)、携帯電話も兼ねたiPhone、論文を読むためのiPad2の4つのデバイスを用いています。また、大学のメールアドレスに加え、Uminアドレス、Gmailアドレスにもメイルが届きます。最も困っていたのが、従来のPOPを用いて複数のデバイスでメイルを読み書きすると、それぞれの履歴が他のデバイスに反映されないことでした。特に出張中にMBAから送信したメイル履歴が、大学のiMacに残らないことが問題でした。これを解決するために、全てのメイルをGmailアカウントに転送し、GmailのIMAPプロトコールを用いてメイルを読み書きすることで、全ての端末で全く同一のメイル環境を作ることができるようになりました。(どのデバイスからメイルを読んでも、全てのデバイスで「既読」になります。また、一つのデバイスから送ったメイルが、全てのデバイスの「送信済み」フォルダに保存されます。)もともとGmailはWEB上でメイルを読み書きするのですが、私はこれが苦手なので、Mac標準のMailというソフトウェアからGmailにアクセスできるように設定しています。以下の設定を行う事で、Gmailのアカウントから送信したことがわからない(大学のアカウントから送信した様に見せかける)ようにできます。相手がReコマンドで返送すると、全てのメイルが大学のアドレスに届きますので、先方からはGmailを使っていることはわかりません。毎回送信メイルを自分にCCする必要がなくなり、極めて快適です。


a)Gmailの設定:

設定/メール転送とPOP/IMAP/で「IMAPを有効にする」

設定/アカウントインポート/名前/に、「返信先アドレス」を入力(私の場合は、大学のメールアドレスを設定)

b)メール転送の設定:各自のメールをGmailアドレスに転送する設定を行う。(各自のサーバーによってやり方が違います。)私の場合は、大学のサーバー、Uminのサーバーから、Gmailに自動転送しています。

c)メールクライアントの設定:私の場合はMacのMailというソフトウェアを使っています。

設定/アカウント/「+」を押して、新規アカウントを作成。受信用メールサーバーは「imap.gmail.com」送信用メールサーバ(SMTP)は大学のSMTPを設定。(こうすることで、メールは大学から送信されたように見えます。送信履歴もGmailに残り、他のデバイスでも表示されます。)なお、もともとIMAPはサーバー上でメイルを読み書きするプロトコルですが、MacのMailソフトウェアの設定/アカウント/詳細で、「オフライン表示のためにメッセージのコピーを保持」にチェックを入れておくと、受信・送信メイルが各デバイスにダウンロードされます。ネット環境が無いときにも過去のメイルを読むためには必要な設定です。

d)iPhone、iPadの設定:少しだけコツがあります。以下のサイトを参考にされて下さい。

http://memo.noaruseikatu.jp/20100704_212245_422/

http://www.haru3-67.com/2011/10/433.html


以下のサイトも参考になります。

http://dekiru.impress.co.jp/contents/026/02608.htm