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九州大学病院検査部はISO15189を取得しています。

康 東天 部長の挨拶BUTYO AISATSU

康 東天 部長の挨拶 2019.4

部長

「臨床検査の信頼性向上のために」

 日常診療において、血液検査に代表されるような臨床検査データ情報は欠くことが出来ません。そして、その値は精確であることが当たり前のようになっていますが、実際のところはただ測定すれば黙っていても正しい検査値が出てくるわけではなく、臨床検査技師や検査専門医たちの地道な精度管理の賜物です。


  ところが、全ての検査室において検査データの精確性が当たり前ではないという現実から、昨年の医療法の一部改正によって、小さな医院を含む臨床検査を実施している全ての医療機関での精度管理が法的に初めて規定され、その実務的な細則を定めた省令が昨年の12月に公表されました。そういう訳で、今年2019年は臨床検査の精度管理元年とも呼ばれています。

  ちなみに福岡県は、そもそも日本国内で先駆けて検査精度管理に体系的に取り組んできた先進県です。中でも九州大学病院検査部はその中核を常に担って来ており、全国においても指導的な役割を果たしています。九州大学病院検査部は、検査機関の国際標準認証であるISO15189も全国の大学病院検査部の中でもっとも初期に取得したグループに属し、これまでISO15189の取得を新たに目指す多くの医療機関から、相談や指導を求められてきました。ISO15189は精度管理を含むすべての検査手順を対象にしていることから、省令で求められているよりも、高いレベルで精度管理を含む検査管理を実施しており、幸い今回の法改正で新たに取り組まなければならないことはありませんでした。

  今後の重要な課題の一つは遺伝子検査の精度管理と言われています。我々は遺伝子検査の精度管理にも細心の注意を払っていますが、標準化された精度管理手法は確立されていません。今後は、国内的な精度管理標準化にも取り組まなければならないと考えています。遺伝子検査のような先進的検査も、日々測定されている一般的な検査も、安心して検査データが診療に使えるように今後とも努力を継続していきますのでよろしくお願いします。



バナースペース

九州大学病院 検査部

〒812-8582
  福岡県福岡市東区馬出3-1-1
  生理検査室  :北棟2階     (内線3614)
  検体検査室  :南棟2階     (内線5771)
  輸血検査室  :南棟2階     (内線5867)
  遺伝子検査室:南棟2階     (内線3504)
  細菌検査室  :南棟2階     (内線5757)
  外来検査室  :外来棟3階 (内線5742)