九州大学皮膚科学教室 ムラージュコレクション

色素異常性固定紅斑

106.

推定病名
色素異常性固定紅斑
Erythema dyschromicum perstans (Ashy dermatotsis)
T462_7792

 腹部から胸部に大型に類円形の色素沈着斑がある。このような臨床像を主訴に来院される患者さんがまれにおられる。病名でもっとも考えられるのは、色素異常性固定紅斑あるいはAshy dermatosisと呼ばれる疾患である。本症の原因は不明である。しかし、現在でも疾患名を特定することは難しく、皮膚科医泣かせの臨床像である。ラベルではPIGMENTIERUNG(色素症)とまでは読めるが、それ以降は判読できない。整理番号68も同じような疾患である。

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