九州大学皮膚科学教室 ムラージュコレクション

遠山氏連圏状粃糠疹

92.

現在の病名
とおやましれんけんじょうひこうしん
遠山氏連圏状粃糠疹
Pityriasis circinata Toyama
3046_8370

 ラベルは剥がれ落ちているが、遠山氏連圏状粃糠疹おやましれんけんじょうひこうしん と診断する。連圏状粃糠疹は腹部や腰部に好発する数cmから20cm大くらいまでの類円形の鱗屑を伴う角化性病変で自覚症状はない。黄色人種に多い。遠山が初めて命名した疾患である。ムラージュの保存状態がそれほど良好ではないが、本症の全体像が表現されている。整理番号17も同じ疾患である。

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