大食いの居候(いそうろう):回虫(かいちゅう)症


 鉛筆よりも大きな寄生虫がおなかの中にいると聞くと誰もびっくりするに違いない.糞便を肥料に使っている時代には日本でもたくさんの人が小腸の中にこの虫を持っていた.まだ世界中には数億人が感染している.多くの回虫が感染すると腸が詰まったり、胆管(たんかん)や虫垂(ちゅうすい)に回虫が入り込むと激しい腹痛がおきる.この虫は図体が大きいためにかなりの食物を腸で横取りするから、世界中で合計すれば莫大な食料が失われている.


腸閉塞(ちょうへいそく)を
起こした小児の例 

小腸の中から91個体の回虫が取り出された

胆管に侵入した回虫

おなかの中に寄生する虫の分布


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