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Department of Medicine and Bioregulatory Science, Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University
 
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新研修医となる学生の皆様へ

 実際の患者さんは、ひとつの臓器でできているわけではなく、多彩な疾患を併せ持っていることがままあります。ことに今後、未曾有の高齢化社会を迎えたときに、真に必要とされる医師としての能力は、患者さんの全体像を理解し、合併する多様な疾患を診断・治療する力です。
 第三内科では、内分泌代謝・糖尿病、肝臓・胆・膵臓、消化管、血液・膠原病と、内科の中でも広範な領域をカバーしており、九州大学病院とその関連施設で、各々の領域の専門医たちが密に連携を取りながら診療を行っています。その環境で研修することによって、患者さんを目の前にしたときの判断力、そして最適な治療法を選択・構築していく幅広い臨床力を養うことが出来ます。また、伝統的に、開放的な雰囲気を持った医局です。ですから、九州大学以外の出身の方でも、まったく心配は要りません。


初期研修システムについて

 1・2年目(初期研修)は、 九州大学病院臨床研修病院群における臨床研修プログラム に沿った研修になります。この際に、希望科(プライマリ科)として、第三内科を選択していただくことが出来ます。
  第三内科病棟では、当科がカバーする領域の中で、可能な限り多彩な疾患を受け持っていただく配慮がなされます。各研究室が主催する勉強会、週に一度のクリニカルカンファレンスへの出席・発表を通して、内科の基本的な知識を習得できます。カンファレンス後の特別講演会では、日常の診療を越えた最新の医学情報に触れることが出来ます。
 実際の研修医が 実際に第三内科で受け持った疾患リスト を紹介します。2ヶ月間のローテーション期間中に研修医一人あたり平均10〜15人の患者さんを受け持ち、このように多岐にわたる内科疾患の病態、診断、検査、治療などを学ぶことができます。

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後期研修(専門医研修)システムについて

 第三内科の後期研修(専門医研修)では、幅広い総合内科の知識、技能の上に立脚した、内分泌・代謝領域、消化器領域、血液・腫瘍領域の優れた専門医、臨床医学研究者を養成する事を目標としています。
 2年間の初期研修後、第三内科に入局して頂き、後期研修がスタートします。自分の専門領域は希望に沿って選択していただきます。
 第三内科の後期研修には、大学病院、関連病院で臨床の修練を続ける 臨床コース と臨床大学院に進学し研究を行う 臨床研究コース があります。臨床コースには、当科の誇る6研究室のいずれかに所属し、それぞれの領域のスペシャリストを養成する 内分泌コース 糖尿病コース 肝臓コース 膵臓コース 消化管コース 血液コース に加えて、より総合的な臨床力を有した専門医を養成する 内分泌・代謝総合コース 消化器総合コース 血液・腫瘍総合コース の9コースがあります。臨床研究コースは、初期研修終了直後だけでなく、上記臨床コースの途中、または終了後、希望する時にスタートする事ができます。また、第三内科は各人の希望を最優先しておりますので、後期研修中に希望が変わった時にはコースを途中で変更することも可能です。
 尚、初期研修終了後であれば、卒後3年目でなくとも、入局、後期研修は、可能ですので、お気軽に医局長まで お問い合わせ 下さい。
1. 診療科目
内分泌・代謝、糖尿病、肝胆膵、消化管、血液
2. 取得可能な認定医・専門医
全員が取得できるもの 内科認定医
希望者が取得できるもの 内科専門医、内分泌専門医、糖尿病専門医、消化器病専門医、肝臓専門医、消化器内視鏡専門医、血液専門医、がん薬物療法専門医など
3. 後期研修(専門医研修)システム
A) 臨床コース (3年間)

 本コースの目標は、最短コースで無理なく内科認定医を取得し、その後、各分野における専門医を取得することです。
 内科認定医取得は、その後の各種内科系専門医取得に必要です。認定医取得には、内科学会認定の教育病院・教育関連病院における所定期間の研修と、内科各分領域の疾患の症例報告の提出および全般的な知識が必要で、細分化された研修のみでは認定医の受験資格の取得が困難です。その点、当科では幅広く内科疾患について研修可能です。また、当科の専門医研修1年目は内科学会認定教育病院・教育関連病院で行いますので、2年目には認定医試験の受験資格が得られます。
 更に、希望により選択された各専門分野の専門医取得に向けて、各領域の優れた指導者のもとで、大学病院や当科の誇る充実した関連病院でトレーニングを行います。
 以上の目標のため、当科では基本的に次のような研修過程を予定しております。
  • 日本内科学会および各人の希望する専門分野の学会に加入(認定医・専門医試験に備えて)。
  • 1年目(卒業後3年目)は内科学会認定教育・教育関連病院において、医員、レジデントとして一般内科、内科専門分野にわたり臨床トレーニングを行い、各種疾患症例を経験してもらう。
  • 2年目、3年目は、大学病院の医員あるいは関連病院(その学会の認定教育病院)にて勤務し、希望する専門医取得に向けての研修を開始します。
基本方針
  • 関連病院の協力を得て、3年目は内科学会が認定した教育病院・教育関連施設で研修し、認定医試験の受験資格を得る。
  • 3年目(後期研修1年目)の研修病院は本人の希望を考慮する。
  • 入局時に研究室配属を決めなくてもよい。4年目以降の専門医トレーニングのために通常1年以内に決めてもらう。但し、総合コースは3年間研究室配属を決める必要はない。
  • 関連病院での研修は、各病院のシステムあるいは本人の希望によって、内科一般研修ではなく専門分野のみとなる場合もある。
  • 4年目以降は所属する研究室人事により専門医取得をめざす。
  • 4〜5年目には、できるだけ多くの者が医員のポストで大学で診療するよう配慮する。
  • 4〜5年目から大学院を希望する者は優先する。
  • 臨床コースの最終目標は専門医取得。


後期研修(専門医研修)コースについて(括弧内は目標とする専門医)
 例えば、上腹部痛を主訴とする疾患には、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性膵炎、慢性膵炎、胆石症、肝癌など多種多様な疾患があります。ですから、上腹部痛の患者さんを診察する時、その方が消化管疾患なのか、膵臓・胆道疾患なのか、肝臓疾患なのか、最初はわかりません。このような臨床的ニーズに対応するために、第三内科では、内分泌代謝領域、消化器領域、血液・腫瘍領域の幅広い専門的知識、技能を習得した専門医を育成するために、下記の3つの総合コースを設けています。
  • 内分泌・代謝総合 コース (内分泌専門医、糖尿病専門医):
    内分泌代謝・糖尿病領域を総合的に網羅した当科の特徴を生かしたコースです。1年目は第三内科関連病院(内科学会認定教育病院・教育関連病院)において、レジデントとして臨床トレーニングを行う。2年目、3年目は、大学病院の医員あるいは関連病院(内分泌学会・糖尿病学会認定教育施設)のレジデント or スタッフとして内分泌疾患・糖尿病・生活習慣病中心にトレーニングを行う(負荷試験等による内分泌評価法、エコー、生検、薬物療法、RI療法、術前術後コントロール、糖尿病薬物治療など)。

  • 消化器総合 コース(消化器病専門医、肝臓専門医、消化器内視鏡専門医):
    消化管・肝臓・膵臓・胆道と消化器領域を総合的に網羅した当科の特徴を生かしたコースです。大学病院の医員または第三内科関連病院のレジデント or スタッフとして、1年毎にそれぞれ、肝疾患、消化管疾患、膵胆道疾患を中心にトレーニングを行い(肝機能評価法、上腹部エコー、肝生検、各種肝炎治療法、肝癌の各種治療法、消化管X線、上部消化管・大腸内視鏡検査による診断・治療、静脈瘤治療手技、消化管止血術、超音波内視鏡、膵内外分泌能評価法、画像評価法、急性・慢性・自己免疫性膵炎治療、膵癌化学療法、胆石・胆管炎治療、ERCPなど)、消化器内科全般について総合的に診療できる臨床力を養成する。

  • 血液・腫瘍総合 コース(がん薬物療法専門医):
    造血器腫瘍・消化器固形腫瘍の治療を網羅した当科の特徴を生かしたコースです。大学病院の医員または第三内科関連病院のレジデント or スタッフとして、1年毎に造血器、肝臓・膵臓・胆道、消化管領域を中心にがん化学療法を含めて研修する(骨髄穿刺、骨髄生検、血球像の評価、白血病、リンパ腫の化学療法、上腹部エコー、肝・膵・胆道疾患画像診断、肝・膵・胆道癌化学療法、消化管癌画像診断、消化管内視鏡検査、消化管癌化学療法)。がん薬物療法専門医取得に必要な3領域の化学療法を網羅します。


  1. 内分泌 コース (内分泌専門医、糖尿病専門医):
    内分泌研究室に所属。1年目は第三内科関連病院(内科学会認定教育病院・教育関連病院)において、レジデントとして臨床トレーニングを行う。2年目、3年目は、大学病院の医員あるいは関連病院(内分泌学会認定教育施設)のレジデント or スタッフとして内分泌疾患を中心にトレーニングを行う(負荷試験等による内分泌評価法、エコー、生検、薬物療法、RI療法、術前術後コントロールなど)。

  2. 糖尿病 コース (糖尿病専門医、内分泌専門医):
    糖尿病研究室に所属。1年目は第三内科関連病院(内科学会認定教育病院・教育関連病院)において、レジデントとして臨床トレーニングを行う。2年目、3年目は、大学病院の医員あるいは関連病院(糖尿病学会認定教育施設)のレジデント or スタッフとして糖尿病・メタボリックシンドロームを中心にトレーニングを行う(患者教育・指導、経口薬・インスリン療法、合併症評価法、ケトアシドーシス等の緊急疾患治療など)。

  3. 肝臓 コース (消化器病専門医、肝臓専門医、消化器内視鏡専門医):
    肝臓研究室に所属。1年目は第三内科関連病院(内科学会認定教育病院・教育関連病院)において、レジデントとして臨床トレーニングを行う。2年目、3年目は、大学病院の医員あるいは関連病院(消化器病学会認定施設・関連施設、肝臓学会認定教育施設)のレジデント or スタッフとして肝・胆道系疾患中心にトレーニングを行う(肝機能評価法、上腹部エコー、肝生検、各種肝炎治療法、肝癌の各種治療法、静脈瘤治療手技、胆道系疾患治療、肝移植術前評価など)。

  4. 膵臓 コース (消化器病専門医、消化器内視鏡専門医):
    膵臓研究室に所属。1年目は第三内科関連病院(内科学会認定教育病院・教育関連病院)において、レジデントとして臨床トレーニングを行う。2年目、3年目は、大学病院の医員あるいは関連病院(消化器病学会認定施設・関連施設)のレジデント or スタッフとして膵・胆道系疾患中心にトレーニングを行う(膵内外分泌能評価法、画像評価法、急性・慢性・自己免疫性膵炎治療、膵癌化学療法、胆石・胆管炎治療、糖尿病コントロール法、ERCPなど)。

  5. 消化管 コース (消化器病専門医、消化器内視鏡専門医):
    消化器研究室に所属。1年目は第三内科関連病院(内科学会認定教育病院・教育関連病院)において、レジデントとして臨床トレーニングを行う。2年目、3年目は、大学病院の医員あるいは関連病院(消化器病学会認定施設・関連施設、消化器内視鏡学会認定指導施設)のレジデント or スタッフとして消化管疾患中心にトレーニングを行う(消化管X線、上部消化管・小腸・大腸内視鏡検査による診断・治療、内視鏡的粘膜切除術、ポリペクトミー、消化管止血術、超音波内視鏡、カプセル内視鏡など)。

  6. 血液 コース (血液専門医):
    血液研究室に所属。1年目は第三内科関連病院(内科学会認定教育病院・教育関連病院)において、レジデントとして臨床トレーニングを行う。2年目、3年目は、大学病院の医員あるいは関連病院(血液学会認定研修施設)のレジデント or スタッフとして血液疾患を中心にトレーニングを行う(骨髄穿刺、骨髄生検、血球像の評価、骨髄移植、化学療法など)。

更に、希望があれば、上記のコース間でクロスオーバーする事も可能です。(例:内分泌→血液、糖尿病→消化管など)また、将来、専門としたい分野が未定の方は、コース未定のまま後期研修を開始し、内科を全般的に研修し、その後コースや研究室を決定することも可能です。

B) 臨床研究(大学院)コース(4年間)

 本コースは、大学院試験を経て臨床大学院に入学してもらい、医学博士号取得をめざすものです。当科の6研究室(内分泌糖尿病血液肝臓消化器)のいずれかに所属し、研究テーマに沿った論文を作成し、学位審査を受けることになります。今後は、従来の論文博士の制度は廃止される予定とされ、その場合博士号の修得には大学院を経なければならなくなりますので、大学院の存在意義が増すはずです。大学院に入学した場合も、1年間大学病院で患者を受け持つ選択肢を準備していますので、内科認定医の受験資格を得られるよう配慮できます。生活収入に関しては、医局で手配いたしますので心配はありません。
 当科より九州大学大学院医学専攻博士課程・がん専門医師(がんプロフェッショナル)養成コースに進学される方は、造血器、肝臓・膵臓・胆道、消化管と広い領域のがん治療の研修ができ、有利です。
4. 後期研修指導医
責任者 高柳涼一 教授
実務者 [講師] 伊藤鉄英、野村政壽
[助教] 中村和彦、古藤和浩、河手久弥、加藤正樹、五十嵐久人、足立雅広、白土基明、松島孝充、伊原栄吉、大野隆真、前田泰孝
5. 募集期間
臨床コース 関連病院での研修の都合上、早めに ご連絡 いただけましたら幸いです。
臨床研究コース 医学博士学位(大学院課程)コース募集要項

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 九州大学病院病態制御内科学(第三内科) 医局長室
 野村 政壽

 TEL:092-642-5278
 FAX:092-642-5287
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