第22回医療情報学連合大会 企画セッション
『電子カルテは日本の医療を変えるか』

企画セッション「電子カルテは日本の医療を変えるか」
日時:平成14年11月14日(木)9:30ー17:00
場所:アクロス福岡 西ウィング7階(大会議室)
オーガナイザー: 豊田 建(ベリングポイント株式会社)

 平成13年12月に「保健医療分野の情報化に向けてのグランドデザイン」が発表され、電子カルテを普及させる方針が示された。具体的な導入の数値目標も明記され、補助金などの支援策も講じられている。その結果、平成14年度には100以上の病院で、電子カルテシステムの導入がすすめられている。
 電子カルテシステムの導入は、病院にとって初めての基幹情報のIT化であり、かって、企業において、その基幹情報のIT化によって、産業全体の効率性やサービスを飛躍的に高めたように、医療の世界においても大きな効果が期待できるはずである。
 しかしながら、電子カルテの導入を検討する場合、その具体的な導入効果と採算性について苦労し、なかなか導入に踏み切れない病院も多い。
 したがって、本企画セッションでは、電子カルテの有用性について、従来より広い視点から検証し、電子カルテシステム導入の持つ意義、効果について明らかにすることを目的としている。
 そのために、まず電子カルテの位置付けを明確にし、病院の内外の識者から、電子カルテシステムの導入によって、期待されることを整理するとともに、効果をあげる具体的な導入についても言及する。

09:30 電子カルテの現状と課題
べリングポイント(株) ディレクター  豊田 建
電子カルテの導入状況と、その課題を整理する

10:00 病院の基幹情報としての電子カルテ
(株)アピウス 社長  塚田 智
病院情報システムの歴史と、電子カルテの位置付けを明確にする

10:50 病院経営管理の中での電子カルテ
国際医療福祉大学医療経営管理学科 教授  高橋 淑郎
病院経営管理においてカルテのIT化に期待されることを示す

11:40 地域に於ける電子カルテ
九州大学大学院医療システム学教室 教授  信友 浩一
カルテのIT化によって得られる情報の地域の医療システムの中での有用性を整理する

13:30 医療制度改革と電子カルテ
帝京平成大学 教授  和田 勝
医療制度改革の中で電子カルテに期待されていること

14:20 中規模病院における電子カルテシステムの導入
公立井波総合病院 院長  倉知 圓
180床の公立病院における電子カルテシステム導入事例の紹介

15:30 パネルディスカッション「電子カルテは日本の医療を変えるか」
厚生労働省医療技術情報推進室補佐  武末 文男
浜松医科大学 教授  木村 通男
公立井波総合病院 院長  倉知 圓
(株)アピウス 社長  塚田 智
(司会)べリングポイント(株) ディレクター  豊田 建