第164回日本神経学会九州地方会

平成15年度九州地区生涯教育講演会

主催:産業医科大学神経内科
   辻 貞俊 教授

日時:2003年12月13日(土)8:00~13:00
場所:産業医科大学ラマツイーニ・小ホール


【世話人会審議事項】

1. 第165回日本神経学会九州地方会(平成16年3月)に関して、脳神経外科学会より熊本ではなく長崎での分離開催を考慮している旨の申し出が神経学会九州地方会事務局にあり、これに対して九州地区各主管大学の教授と日本神経学会九州地区理事の連名で、既に第165回九州地方会は熊本で開催することを合同の世話人会で決議しているので、この会までは合同でしてほしい旨の申し入れを脳神経外科学会九州地方会事務局に対して11月21日に行ったことが事務局より報告された。これに対して、脳神経外科学会九州地方会事務局より既に長崎大学での開催を決めたので変更できないとの回答があったことが報告された。これを受けて、当地方会としては、従来の通り、熊本で日本神経学会九州地方会(熊本大学神経内科内野教授)だけの開催をすることが了承された。なお、今後、神経学会と脳神経外科学会の地方会が分離開催となっても、各地方会に年会費を納入していれば、当日会費のみ払えば相互の学会での発表と聴講を可能とするよう当地方会より脳神経外科学会九州地方会に申し入れを行い、脳神経外科学会九州地方会事務局代表の九州大学脳神経外科佐々木教授より了解した旨返答があったことが報告された。

2. 今後の日本神経学会九州地方会の開催については、

(1)これまでの神経内科関連施設で古い順に会長をお願いすること、

(2)平成15年度の1年間に開催された地域は後回しにすること、

(3)会長は必ずしも大学(医学部教授)に限定しないでよいこと、

の3点が事務局より提案され了承された。これにより、第166回を長崎大学第1内科江口教授(平成16年6月12日予定)、第167回を大分大学第3内科熊本教授にお願いすることが決定された。

3. 新世話人3名の挨拶

4. 新世話人の了承

氏 名 所 属 推 薦 者
黒原 和博 講師 佐賀大学医学部内科学講座 佐賀大学内科黒田康夫教授

 

5. 事務局より学会運営経費の状況と地方会の収支の状況が報告され、今後の単独開催で各主管校の負担が大きい場合は、学会運営費の補助額を見直すことが了承された。

6. 有限責任中間法人の設立登記について事務局から説明があり、現時点では当地方会として有限責任中間法人になるメリットがないので、見送る旨了承された(中間法人となるデメリットとして、(1)理事の任期2年ごとに登記を行わねばならず、その費用が約3万円かかること、(2)収益に大して税を支払わねばならないことがある。現在の社団のままで寄付を集めることは可能。法人格を有さないとできない事業、たとえば学会認定医などの活動がない限り1地方会として中間法人となるメリットはない)。ただし、今後メリット、デメリットについて新たな提案があればその都度考えていくことも併せて了承された。

7. 世話人への連絡について、事務局より連絡の状況が説明され、今後はメーリングリストにより事務的事項の連絡(財務関係を除き)を行い、Eメールにより送付された資料は各世話人が持参していただくことが了承された。なおFaxでの通信を希望された17名にはFaxで審議事項のみ送付することも併せて了承された。

開催順に関する事務局提案

1) 神経内科関連で古い順に会長をお願いする。

2) この一年間に開催された地域は後回しにする(あまりにも近接するので)。

3) 会長施設は必ずしも大学(医学部教授)に限定しないでよい。

上記事務局案に従った場合の開催順(案)

1) 長崎大学第一内科

2) 大分大学第三内科

3) 鹿児島大学第三内科

4) 久留米大学第一内科(神経内科)

5) 九州大学神経内科

6) 福岡大学第五内科

7) 佐賀大学内科(神経・筋)

8) 琉球大学第三内科

9) 宮崎大学第三内科

10) 産業医科大学神経内科

11) 熊本大学神経内科


〔神経学会九州地方会座長一覧〕

  時間 演題番号 座長(敬称略) 所 属
1 8:00~8:35 A1-5 石束 隆男 九州労災病院 脳血管内科
2 8:35~9:10 A6-10 豊田 一則 国立病院 九州医療センター脳血管内科
3 9:10~9:38 A11-14 綾部 光芳 久留米大学医学部 第1内科
4 9:38~10:06 A15-18 上山 秀嗣 大分大学医学部 第3内科
5 10:06~10:41 A19-23 宇山 英一郎 熊本大学医学部 神経内科
6 10:50~11:18 A24-27 調 漸 長崎大学大学院医学歯学総合研究科 第1内科
7 11:18~11:53 A28-32 大井 長和 宮崎医科大学 第3内科
8 11:53~12:21 A33-36 樋口 逸郎 鹿児島大学大学院医学歯学総合研究科 神経病学講座
9 12:21~12:49 A37-40 藤井 直樹 国立療養所筑後病院

神経学会九州地方会演題一覧〕

  演題名 所属 演者
A-1 産褥後に硬直性痙攣発作を呈したPRES(Posterior Reversible Encephalopathy Syndrome)の1例 福岡大学医学部 神経内科 今村 明子 他
A-2 Leukoencephalopathy with vanishing white matterの一剖検例 国立療養所筑後病院 神経内科 津國 秀彰 他
A-3 両側左上四分盲のみを呈した右外側膝状体梗塞の一例 佐世保市立総合病院 内科 馬場 真紀 他
A-4 過多月経に伴う貧血を契機に発症した再発性脳梗塞の一例 国立病院九州循環器病センター 神経内科 松岡 秀樹 他
A-5 一側の大脳半球病変で嚥下障害と構音障害を発症した脳梗塞の1例 熊本赤十字病院 内科 山本 春風 他
A-6 クモ膜下出血後に失演算を認めた一例 熊本機能病院総合リハビリテーション部 神経内科 浜田 暁 他
A-7 進行する痴呆と左片麻痺をきたした原発性頭蓋内動脈炎の一例 熊本大学大学院脳神経科学講座神経内科学分野 山下 眞史 他
A-8 三叉神経痛の精査中にみつかった椎骨動脈、脳底動脈の怒張・蛇行した一例 柳川リハビリテーション病院 神経内科 小池 文彦 他
A-9 僧帽弁輪石灰化に基づく弁付着構造物由来の脳梗塞の1例 熊本市立熊本市民病院 神経内科 河野 浩之 他
A-10 頸動脈狭窄症治療戦略の留意点 -Cholesterol crystal embolism 早期診断の重要性- 国立病院九州医療センター脳血管センター臨床研究部脳血管内科 萩原 のり子 他
A-11 癌性髄膜炎の2例に対するMTX髄注の経験 社会保険大牟田天領病院 神経内科 小阪 崇幸 他
A-12 多発単神経炎で発症した悪性リンパ腫の1例 済生会福岡総合病院 神経内科 緒方 勝也 他
A-13 多発脳神経麻痺にて発症した悪性リンパ腫の1例 福岡徳洲会病院 神経内科 小西 洋平 他
A-14 顕著な散在性病変を伴った脳結核腫の一例 久留米大学医学部 第一内科 上野 敬子 他
A-15 記憶力低下にて発症した一次性慢性進行型多発性硬化症(MS)の一例 九州大学医学部 神経内科 山下 謙一郎 他
A-16 抗SS-A抗体陽性を呈した多発性硬化症の4例 大分大学医学部 第三内科 迫 祐介 他
A-17 再発性の髄膜炎・脳脊髄炎をきたし髄液中にMollaret細胞を認め、SLEとSj_gren症候群を合併した1例 九州労災病院 神経内科 河村 信利 他
A-18 MRIで中枢神経全体に病変を認めた劇症ADEMの一例 飯塚病院 神経内科 古田 興之介 他
A-19 画像所見に乏しい急性可逆性辺縁系脳炎と思われる1例 日赤長崎原爆病院 内科 田中 健之 他
A-20 痙攣で発症し非ヘルペス性辺縁系脳炎と考えられた一例 九州厚生年金病院 神経内科 中島 綾 他
A-21 水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)とサイトメガロウイルス(CMV)の重複感染による脳脊髄炎をきたしたSLEの一例 九州大学大学院医学研究院病態機能内科学 黒田 淳哉 他
A-22 早期に診断し経過観察できたハイデンハイン型クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の一例 長崎大学・院・神経病態制御学 江口 博人 他
A-23 反復性の左下肢の感覚低下をきたした犬回虫幼虫関連脊髄炎の1例 宮崎大学医学部 第3内科 京楽 格 他
A-24 抗MuSK (muscle-specific kinase)抗体が陽性であった、抗Ach受容体抗体陰性の重症筋無力症の一例 大分県立病院 神経内科 石神 崇 他
A-25 シェーグレン症候群・慢性甲状腺炎を合併した筋特異的チロシンキナーゼ自己抗体陽性重症筋無力症の一例 田川市立病院 内科 藤本 武士 他
A-26 Gaシンチで集積を認めた眼窩筋炎の二症例 国立別府病院 神経内科 立石 貴久 他
A-27 抗GT1a抗体陽性であったacute ophthalmoplegiaの1例 済生会熊本病院脳卒中センター 内野 克尚 他
A-28 中枢性低換気を伴う家族性パーキンソニズムの一例 小倉記念病院 神経内科 大島 幸子 他
A-29 olanzapine・fluvoxamine内服中に声帯外転不全と突然の呼吸停止を来したParkinson病の1例 国立療養所熊本南病院 神経内科 栗崎 玲一 他
A-30 視床下核刺激と受容体刺激薬によりL-DOPAを中止できたパーキンソン病 貝塚病院 機能神経外科 宮城 靖 他
A-31 マンガン曝露歴の明らかでないマンガン中毒性パーキンソニズムの一例 国立療養所川棚病院 神経内科 坂本 久男 他
A-32 L-dopa投与が有効であった脱毛と性腺機能不全を伴うdystoniaの一例 鹿児島大学院医歯学総合研究科 神経内科 樋口 雄二郎 他
A-33 左顔面痙攣から亜急性にepilepsia partialis continua (EPC)に進展した中枢神経限局性血管炎(isolated angitis of CNS)と思われる1症例 国立療養所沖縄病院 神経内科 永田 美智子 他
A-34 動作性ミオクローヌスを呈した急性臭化メチル中毒の1例 長崎北病院 神経内科 本田 裕之 他
A-35 フェニトイン投与により遷延性意識障害を呈した成人ダウン症候群の1例 鹿児島市医師会病院 神経内科 中村 友紀 他
A-36 Sensory ataxic neuropathyの1例 琉球大学 第3内科 宮城 千春 他
A-37 び慢性軸索損傷に対する直線偏光近赤外線星状神経節照射療法の経験 熊本回生会病院 神経内科 新名主 宏一
A-38 24時間人工呼吸器依存から離脱し、寝たきりから歩行可能になったネマリンミオパティーの1例 浅木病院 リハビリテーション科 三好 正堂
A-39 対馬に於ける神経難病-長崎県及び全国との比較- 対馬いづはら病院 内科 森 正孝
A-40 労働福祉事業団労災リハビリテーション福岡作業所の現況と課題 労働福祉事業団 労災リハビリテーション福岡作業所 田村 潔

〔第164回日本神経学会九州地方会 会長推薦演題 〕

「Leukoencephalopathy with vanishing white matterの一剖検例」 
国立療養所筑後病院 神経内科  津國 秀彰 先生


《平成15年度日本神経学会九州地区生涯教育講演会》

日時:平成15年12月13日、午後2時~午後5時20分
場所:産業医科大学ラマッツイーニ小ホール
参加費:3000円

座長:辻 貞俊先生(前半2題)、有村 公良先生(後半2題)〕

  演題名 所属 演者
1 痴呆関連疾患の病理 自治医科大学神経内科教授 中野 今治 先生
2 神経難病と在宅医療 国立療養所南九州病院院長 福永 秀敏 先生
3 睡眠障害の臨床 久留米大学医学部精神神経科助教授 内村 直尚 先生
4 てんかんの臨床 産業医科大学神経内科 赤松 直樹 先生