脳・脊髄肥厚性硬膜炎の全国臨床疫学調査

九州大学神経内科

肥厚性硬膜炎の診断・治療の指針作成を目的としています。

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九州大学病院外観

【対象】

 

2005年1月1日から2009年12月31日までに全国の医療機関を受診した脳・脊髄肥厚性硬膜炎の患者さんの診療情報

【はじめに】

 硬膜とは脳と脊髄を覆っている膜ですが、この膜が何らかの原因で炎症を起こし、厚くなることがあります。厚くなった硬膜は脳や脊髄が入っている空間の圧力を高めることで頭痛を起こしたり、硬膜を通過する運動神経や感覚神経を圧迫することで麻痺やしびれなどいろいろな症状を起こします。

 このように硬膜が炎症を起こして厚くなる病気のことを「肥厚性硬膜炎」と呼びます。全身的な炎症を起こす病気や感染症が原因になることもありますが、原因が分からないことも多いです。

 肥厚性硬膜炎については全国的な調査が行われたことはなく、患者さんの人数や原因となる疾患の頻度、治療に対する反応など詳しい事はまだ明らかになっていません。