県立宮崎病院神経内科の紹介】

(県立宮崎病院 神経内科部長 湊 誠一郎)

 はじめに
 宮崎県立宮崎病院は宮崎市の中央に位置し、ほぼすべての臨床科を有する病床数450の急性期総合病院です。地域の基幹病院であると同時に、教育・研修病院として機能しています。神経内科は科長の湊と10年選手の田代研之の2名で、月〜金曜までの毎日の外来とベッド数16の入院患者を担当しています。日本神経学会からは教育関連施設として認定されています。今年4月から同敷地内に別棟が完成し、精神センターがオープンしました。精神科疾患患者が増加中であります。

 

 外来診療
 月〜金曜日まで毎日外来をオープンしています。新患患者様も特に紹介状がなくても受診可能になっています。新患数は週に30〜40名、再来患者数は週に200〜250名程度です。宮崎で特に多いという疾患はなく、神経疾患全般にわたります。4月から県立延岡病院神経内科が閉鎖となり、県北からの患者さんが増加しています。

 

 入院診療
 脳外科とともに脳神経センターを機能させ、あらゆる脳神経疾患に対応できるようにしています。当科単独では年間約250名の入院があります。約半数は脳梗塞系の疾患です。(脳出血やくも膜下出血などの出血性疾患は脳外科が担当し、専門性を重視しています。)その他の入院はほぼすべての神経・筋疾患を受け入れています。髄膜炎・脳炎などの感染症、脊髄炎・HAM・多発性硬化症・ギランバレー症候群・重症筋無力症、多発性筋炎などの急性炎症性疾患、原因不明の意識障害やてんかん重積発作、中枢・末梢性の神経難病(ALS・パーキンソン病、脊髄小脳変性症など)に対応しております。病院の性格上、特に急性期の治療に力をいれております。急性期治療、リハビリテーションを行い、地域の病院と医療連携を通じて、亜急性期〜慢性期リハビリをお願いするシステムが構築されつつあります。またすべての診療科があり、原因不明の疾患や重症例に対して、他科のドクターと意見を交換しながらより高度の医療が提供できる点が特筆すべきことです。

 

 宮崎県の神経内科事情
  もともと神経内科専門医が少数であった上に、年ごとに高齢化の一途をたどっています。10年後にはほぼ全員が60歳以上となり、不幸な未来が待ち受けています。宮崎は気候も温暖で、物価も安く、居住には最適の場所です。また当院は何をするにも立地条件は抜群で、サラリー上も満足できる内容となっております。心ある方は是非当地での研修に一度来てみてください。気に入られれば、長期に勤務されるも結構ですし、吉良教授の御許可さえいただければ、勤務できる病院もいくつかありますし、宮崎で骨をうずめられても結構です。お待ちしています。