友愛病院の紹介】

(福岡桜十字友愛病院副院長・神経内科部長 友田 宏幸)

 友愛病院のベッド数は199床で障害者病棟132床、回復期病棟67床からなります。入院患者の約50%が脳血管障害患者で、次いで骨折後約25%、肺炎後などの廃用症候群約20%、神経難病約5%といった状況です。近隣の急性期病院と連携を図りながら、空床は常に数床程度と高い病床利用率を維持しています。

 さて友愛病院は来年春、平成25年6月に福岡市中央区渡辺通に移転予定です。新病院は医療と介護の連携をテーマに、13階建ての病院複合施設の建設が進んでいます。
 新病院の病床数は199床でこれまでと変わらず、従来の外来に加えて、健診センターや人間ドックなど予防医療面の充実と、地域密着型の医療機関を目指しています。
 13階建ての新病院の特徴として注目されるのが、その機能面です。7階までが病院機能を有する医療フロア。8階以上が高齢者向けの介護フロアで構成されています。8階から10階にリハビリ、デイケア、介護老人保健施設(従来と変わらず100床)。11階から13階に医療機関併設型としては珍しい、住宅型有料老人ホームが新設されます。居室数は101室で最大104名入居可能です。
 世界でも前例のない速さで高齢化が進む日本で、医療と介護の連携を同一ハード内で実現させたモデル施設として注目されると思われます。
 新病院が立地する天神渡辺通りのエリアは、数多くの急性期病院が存在し、その地の利を生かして、後方支援病院としてこれまで以上に機能できることを期待しています。また、急性期病院から患者の自宅までをつなぐ”hub”として、地域医療に貢献できると考えております(ふくおか経済EX 2012に登載)。
新病院では念願のMRI も導入されますので、認知症診療をはじめ、神経内科領域の更なる充実、拡充が期待されます。今後とも同門の先生方のご指導、ご鞭撻をなにとぞよろしくお願い申し上げます。

<図の説明>
渡辺通りに面した新病院の完成予想図。13階建て。敷地面積は約3,100u。延べ床面積は約21,690u。