第1回公開シンポジウム

第1回(平成16年度)公開シンポジウムが10月20日、東京大学弥生講堂にて開催されました。当日は台風23号が日本列島を北上中という、あいにくの天気ではありましたが、関東を中心におよそ100名の参加者がありました。ご講演頂きました先生方、またご参加頂いた皆様には心から御礼申し上げます。今回のシンポジウムを振り返って、領域代表から一言感想を述べさせてもらいます。当日は最悪と言ってよいほどのコンディションであったにも関わらず、予想より多くの皆さん方にお集まり頂きましたことは、特定領域関係者に良い刺激となりました。また、会場に比較的若い研究者や大学院生が多く見受けられましたが、このことは本特定領域に対し若い研究者層が関心を寄せてくれていることを示すもので、嬉しく感じた次第です。性に関する研究領域は今後さらに発展します。その中で、若い世代の研究者が新たな方向性を見出し、未来につながる研究を展開してくれるものと期待しています。しかしながら一方で、今回のシンポジウムがそのようなことを期待するにはいささか熱気に欠けるものであったことは極めて残念でした。若い世代の研究者はもっと溌剌と刺激的であってもらいたいと願うものであります。

筒井先生の講演

質疑の様子

第1回公開シンポジウム プログラム

会場: 東京大学弥生講堂一条ホール [東京都文京区弥生1-1-1]

10:00-10:10

開会挨拶

10:10-10:50

緒方 勤(国立成育医療セ・小児発育)
性分化異常症:臨床的アプローチ

10:50-11:30

諸橋 憲一郎(自然科学研究機構・基生研)
転写群因子による生殖腺の分化、及び性分化制御機構

11:30-12:10

嶋田 透(東大大学院・農学生命)
カイコの性決定の分子機構

12:10-13:30

昼食

13:30-14:10

筒井 和義 (広島大学・総合科学部)
ニューロステロイドのオーガナイジング作用と脳の性分化

14:10-14:50

西原 真杉 (東大大学院・農学生命)
脳の性分化におけるグラニュリンの役割

14:50-15:10

休憩

15:10-15:50

浅見 崇比呂 (信州大学・理学部)
鏡像遺伝子による生殖的隔離と新種の進化

15:50-16:30

山田 源(熊本大学・生命資源セ)
生殖器の発生を遺伝子から解析する;哺乳類外生殖器発生過程の解析

16:30-16:40

事務局からの連絡

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