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初発有転移腎細胞癌例に対するcytoreductive nephrectomy
意義に関する検討

腎細胞癌の原発巣切除術が行われた患者さんの生存期間の統計および調査を行います。腎細胞癌の原発巣切除術が行われた患者さんの生存期間を後ろ向きに調査し、腎細胞癌における原発巣摘除術の意義を評価することを目的としています。調査では名前、カルテ番号など個人が特定できる内容は匿名化されるため、個人の情報は保護されます。対象となることを希望されない方は連絡先までご連絡ください。

1.はじめに
転移性腎細胞癌患者に原発巣摘除を行うことによって転移巣が自然退縮する症例があることや、転移性腎細胞癌患者に対するインターフェロンα療法では治療前に原発巣摘除を行ったほうが有意に生存率を延長させることなどから、転移性腎細胞癌に対する治療として原発巣摘除が積極的に行われてきました。近年、分子標的薬が登場することによって進行性腎細胞癌の生存期間は大幅に延長しており、免疫療法では効果が低いとされていた原発巣への治療効果も認められるようになりました。このため、転移性腎細胞癌患者に対する分子標的薬の治療に原発巣摘除が有効であるかを検証することが必要と考えています。

2.対象
2001年1月1日から2010年12月31日までの10年間に、九州大学病院 泌尿器・前立腺・腎臓・副腎外科で転移性腎細胞癌の診断で腎摘除、腎部分切除術を施行され、病理学的に腎細胞癌と診断されたかた61名を対象としています。

3. 研究内容
腎細胞癌の原発巣切除術が行われた患者さんの生存期間、生存期間に関与する可能性のある臨床情報、その他の情報収集を後ろ向きに行い解析します。

4.個人情報の管理について
本研究では個人情報漏洩を防ぐため、個人を特定できる情報を削除し、データの数字化、データファイルの暗号化などの厳格な対策を取っています。本研究の実施過程及びその結果の公表(学会や論文等)の際には、患者さんを特定できる情報は一切含まれません。対象者となることを希望されないかたは、下記連絡先までご連絡下さい。

5. 研究期間
研究を行う期間は承認日より平成25年3月31日

6.医学上の貢献
本研究により、転移性腎細胞癌の患者さんに対する原発巣摘除の必要性を確認することができます。これにより、患者さんの状態に応じた手術の有効性がわかれば、個々の患者さんに最も適した治療選択が可能になると考えています。

7.研究機関
研究責任者: 九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野・教授・内藤誠二
研究分担者: 九州大学病院 泌尿器・前立腺・腎臓・副腎外科 
講師 立神勝則
共同研究者;
腎癌研究会
会長;九州大学大学院医学研究院 泌尿器科学分野 教授 内藤誠二
代表世話人;日本医科大学     泌尿器科学  准教授  木村 剛
学術委員長;大阪大学大学院医学系研究科泌尿器科学教授  野々村 祝夫

8.連絡先
〒 812-8582 福岡市東区馬出3-1-1
九州大学病院 泌尿器・前立腺・腎臓・副腎外科 
講師:立神 勝則(たつがみ かつのり)
E-mail:ktatsu@uro.med.kyushu-u.ac.jp
電話:092-642-5603  泌尿器科学医局

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