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最新の前立腺肥大症手術:経尿道的前立腺蒸散術(TURisV)

前立腺肥大症とは尿道周囲を取り囲む前立腺が大きくなり尿道が狭くなることによって、尿が出にくくなる、排尿後に残尿感を感じる、尿が近くなる、といった症状を来たす男性に特有の病気です。前立腺肥大症も軽症のうちは薬物治療が有効ですが、重症化してくると前立腺を小さくするような手術が必要となってきます。

前立腺肥大症の手術では、経尿道的前立腺切除術(TURP)が今まで一般的に行われてきました。これは尿道から内視鏡を挿入し、尿道内腔より電気メスを用いて前立腺を切っていくという手術です。しかし問題点として、大きな前立腺では出血が多くなり輸血が必要となることがある、また術後の出血が落ち着くまで尿道に管を3-7日間入れておく必要がある、ということがありました。

そこでもっと安全かつ確実に治療効果の得られる手術方法がないものかと様々な検討がなされてきました。近年私たちは経尿道的前立腺切除術(TURP)より安全な手術として、経尿道的前立腺蒸散術(TURisV)やホルミウムレーザー手術(HoLEP, HoLAP)に取り組んできました。

私たちはH21年からは主に経尿道的前立腺蒸散術(TURisV)を行っています。これは尿道から内視鏡を挿入し、新しく開発された前立腺蒸散用の電気メスを用いて前立腺を蒸散していく、という手術です。この方法では術中術後を通じて出血が少なく、尿道の管を2日程度で抜くことが可能です。このような安全性の高い手術ですが、治療効果も経尿道的前立腺切除術(TURP)と比較して遜色ないようです。費用に関しても医療保険が全面的に認められており、特別な追加手術費用は必要ありません。

私たちはこの新しい手術を患者さんにとってより安全かつ負担の少ない手術としてお勧めしております。

経尿道的前立腺蒸散術(TURisV)の方法とその効果



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