
細菌検査室では、患者さんから採取された様々な材料(尿、便、喀痰など)の中に、感染症の原因となる菌がいるかどうか、また、その菌に効く抗菌薬は何であるかを調べるための検査を主に行っています。

検体をスライドグラスに塗布し、グラム染色という方法で菌を染色し顕微鏡で観察します。
本来ならば菌がいないはずの 材料(血液や髄液など)に菌がいないか、感染症の原因と推測される菌はいないか・・・など、染色性と形態によってわかる情報を、迅速に報告します。

患者さんから採取された様々な材料(尿、便、喀痰など)を、菌が発育するために十分な栄養を含む寒天培地に接種します。
適切な環境で培養を行うと、約1~2日※で培地上に目に見える形(コロニー)となって菌が発育します。
このコロニーを用いて、様々な手段でその菌の性状を確認し、菌種を決定する検査が同定検査です。
※菌種によってはそれ以上の日数を要します。


感染症の原因となっている菌が同定されると、抗菌薬を用いた治療が開始されます。
同じ名前の菌であっても、効く薬が同じであるとは限りません。治療を継続する間に徐々に薬が効きにくくなる可能性もあります。
そこで、分離されたその菌に対してどの薬剤が効くのかを調べるための検査を行います。これを薬剤感受性検査といいます。
例)ディスク拡散法
