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進行性腎癌に対する免疫療法
現在、腎癌に対する治療は原則的に腫瘍の摘除が行われていますが、腫瘍の転移部位の摘除が困難な場合や手術後に再発した場合には、主に免疫療法が行われています。これは腎癌に対しては、抗ガン剤や放射線療法があまり有効ではないという理由のためです。

九州大学泌尿器科学教室では、腎癌の転移や再発に対してインターフェロン-α(IFN-α)とインターロイキン-2(IL-2)を用いた免疫療法、同種骨髄幹細胞のミニ移植による抗腫瘍療法などを行っています。また、腫瘍を認識して攻撃するT細胞を誘導するために、樹状細胞を利用した免疫療法なども検討しています。
インターフェロン-α(IFN-α)、インターロイキン-2(IL-2) 併用療法
生体内には、腫瘍を認識して攻撃する能力をもったT細胞が存在し、ある種の腫瘍では、活性化されたT細胞(細胞傷害性T細胞)によって抗腫瘍効果が得られることが知られています。 IFN-αやIL-2はT細胞を増殖、活性化させる作用を有しており、進行性腎癌に対する効果が数多く報告されています。

現在、九州大学泌尿器科ではIFN-αとIL-2を使用して、以下のような方法で治療を行っています。

5日間のIL-2静脈内点滴注射と1日目・3日目・5日目のIFN-αの筋肉内注射の後に2日間休薬し、これを計8回行います。このため約8週間の入院が必要となります。この治療による効果が認められた場合には、外来にて治療を継続することにしています。
          
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