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本研究室の研究内容は「研究内容」の項に述べた通りです。このような研究に参加したいと思った学生諸氏や夢の実現に向け、努力を惜しまない若者を受け入れ、育てたいと思っています。可能性を信じて、我々と一緒にやってみませんか?

大学院では指導教員とのディスカッションを通じ研究テーマを決定します。研究開始の後は2ヶ月に1回のプログレスレポートが課せられます。また、毎週1回のジャーナルクラブでは、メンバーが最新の論文を紹介します。大学院の研究ではしっかりとした研究を自らの手でやり遂げ、論文にするまでの一連の過程を通じ、いかに研究を進めてゆくかを学ぶことが主要な目的です。

研究室でのセミナーは英語で行っています。ハードル高いなぁ、と思う人もいるでしょう。でもよく考えてみて下さい。既に「楽天」の社内共通言語は英語です。もちろんのことですが、研究の世界の共通言語はずっと以前から英語でした。あなたがたはこれから30年に渡り社会の第一線で活躍せねばなりません。つまりあなたがたにとって、高い研究能力はもちろんのこと、英語はもはや必須アイテムとなっているのです。はじめは辛いかもしれませんが、この苦労はきっと報われるはずです(苦労は、昔からだいたい報われることになっています)。

本研究室は、1997年に自然科学研究機構基礎生物学研究所に誕生し、2008年5月末に九州大学へ移動しました。これまで本研究室に在籍した大学院生は北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、名古屋市立大学、金沢大学、京都大学、神戸大学、広島大学、高知大学、愛媛大学、九州大学、熊本大学など、広く全国の大学と、ブラビジャヤ大学(インドネシア)から集まってきてくれました。また、出身学部も多岐にわたっています。理学部、工学部、農学部、薬学部、医学部など様々なバックグラウンドをもった学生が集まっています。現在、5名の大学院生(九大より2名、国内他大学より2名、中国より1名)が在籍しています。研究室訪問ならびにインターンシップは随時受け付けていますので、本研究部門に興味ある学生は諸橋(moro@cell.med.kyushu-u.ac.jp)まで連絡して下さい。


(左) Progress report (右) Journal club の様子

「実験もできるバイオインフォーマティシャン」もしくは「バイオインフォーマティクス解析ができる実験研究者」の育成コースを設定(諸橋研究室と須山研究室によるダブルメンター)

【生命科学におけるビッグデータとバイオインフォーマティシャン】

最近、世の中に溢れるビッグデータの活用が話題になることがあります。例えば、我々がコンビニで商品を購入した場合、何時に、どの年齢の人が、何を購入したかというデータを、コンビニは保存します。国内には多数の店舗があるので、全てを集めると膨大な情報量となりますが、これを解析することで、ベストの在庫管理と商品提供が店舗ごとに可能となり、その経済効果には目を見張るものがあるという訳です。

実は近年、このようなビッグデータが生命科学の世界にも蓄積されてきています。例えば、次世代シークエンサーによる解析は膨大な塩基配列情報を提供しますし、質量分析機による解析は数百から数千にのぼる生体内物質の量を決定してくれます。このようなデータには宝が埋もれているのですが、実験研究者はこのような膨大な情報を与えられても、実のところ途方に暮れてしまいます。解析を手作業で進めることが不可能だからです。ではどうするかと言うと、バイオインフォーマティシャン(生物情報学者)の助けを借りることになります。ところが、このバイオインフォーマティシャンが圧倒的に不足しているのが現状です。しかも生命科学・生物学の研究領域においては、今後更に多量な情報がなだれ込んでくることは必至であり、したがってバイオインフォーマティシャンのニーズは高いにも関わらず、不足しているのです。


【未来のバイオインフォーマティッシャンの育成プログラム】

では、このような人材を育てるにはどうすれば良いか。多分、数理・工学系の勉強をしてきた人の中には計算機の扱いやソフトウェアーの作製に高い能力を有する人も多いはずです。ですが、生命科学の知識と研究経験が乏しい若者が、これからの時代にバイオインフォーマティシャンとして活躍するのは難しいと考えます。また一方で、生命科学研究の訓練を受けた若者の中にも計算機の扱いが得意な人も多いはずです。しかしながら、計算機の取り扱いに関する十分かつ基礎的な教育を受けていないため、自力での解析には限界があります。

そこで諸橋研究室と須山研究室(生体防御医学研究所生物多階層システム研究センター情報生物学分野)では、自ら実験を行うことでビッグデータを取得し、そのデータを自力で解析することができる研究者の育成を目的とし、両研究室の協力のもとに大学院生のテーマの設定と指導を行います。学部で生物系・生命科学系の教育を受けてきた学生、工学系の教育を受けてきた学生を問わず、「実験もできるバイオインフォーマティシャン」もしくは「バイオインフォーマティクス解析ができる実験研究者」を志す学生諸君を受け入れたいと考えています。興味ある学生は諸橋(moro@cell.med.kyushu-u.ac.jp)もしくは須山(mikita@bioreg.kyushu-u.ac.jp)まで連絡して下さい。インターンシップも受け付けています。

九州大学大学院 医学研究院 分子生命科学系部門 性差生物学講座(分子生物学)
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