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2020.03.26

令和元年度学位記授与式

会場の様子
会場の様子
医学部卒業生総代 神野 聖也さん

久保 千春総長 告辞

  令和2年3月23日(月)、伊都キャンパスの椎木講堂において、令和元年度学位記授与式を挙行しました。

  本年度は、新型コロナウイルスの感染が拡大している国内の状況に鑑みて、卒業生・修了生、保護者の皆様が一堂に会しての式典は行わず、各学部の総代12名と大学院総代3名のみの出席による式典に変更して開催されました。

  開式の辞の後、学士学位記授与が行われ、久保総長から11の学部および21世紀プログラムの総代にそれぞれ学位記が授与され、2,545名が卒業しました。続いて修士学位記授与、専門職学位記授与、博士学位記授与が行われ、修士1,830名、専門職大学院115名、博士344名に学位が授与されました。

  久保総長は告辞において、「私が大切にしている言葉を贈ります。”主観を磨き、客観的判断力を養う“です。情報化やAIがさらに進む時代になりますが、自分を見つめて生き方を問い、自分のしっかりとした考え方、すなわち主観を磨くとともに、学び続けて客観視できる座標軸を持つことが大切と思います。皆さんが九州大学で学び、卒業したことを誇りに思い、さらに大きく発展し、世界で活躍していただくことを祈念します。」とはなむけの言葉を贈り、卒業生を代表して、教育学部の木村 宏大(きむら こうた)さんが「私たちが九州大学の学生生活の中で得た知見やつながりを活かし、時代を担うものとして協働し、困難に立ち向かい、新たな時代を作る先駆者であるとの強い自覚を胸に努力し続けてまいります。」と答辞を述べました。
  
  例年であれば、午後から病院キャンパスにおいて、医学部、医学系学府の学位記授与式、その後、医学部同窓会主催の卒業祝賀会「学士鍋」が開催されていますが、本年度は上記の理由から開催中止となりました。
  医学科、生命科学科の学生においては、百年講堂ロビーにて学位記の受け渡しを行いました。受け渡しの実施について入場は卒業生のみ限り、入場時のアルコール消毒、マスクの着用、学士鍋への記名後は速やかな退場を行うなどし、コロナウイルス感染について充分な配慮をしました。

  卒業生・修了生の皆様が、4月から安心して新たなスタートが切れるよう、健康・安全を第一に考えた上でのやむを得ない措置となりましたが、袴姿で訪れた学生も多く、友人たちと喜びを分かち合いながら、明るい笑顔で学位記を受け取る学生が多く見受けられました。


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