一覧

2018.03.19

平成29年度 九州大学地域医療実習施設研修会(FD)(開催報告)

  急速に進む現在の高齢化社会の中、身体、精神、心理、生活様式などを含めた総合的視点から患者さんの全体的な回復を目指す全人的医療が求められています。その全人的医療を実現するには、地域医療の現場での実践的な医療・保健・福祉・介護を実習・経験することが非常に重要となります。
  九州大学医学部医学科では、平成24年度から学外での地域医療臨床実習を開始し、各実習施設との情報共有と臨床実習の円滑な運営と質の向上のため、毎年「九州大学医学部地域医療実習 実習施設研修会(FD)」を行っております。

  今年度は3月10日(土)に、九州大学病院ウエストウイング棟3階 スキルトレーニングセンターにて開催しました。住本医学研究院長の開会挨拶に引き続き、神戸大学大学院地域医療教育学部門 特命教授 岡山雅信先生より「地域医療実習プログラムの質を高めるための方略」と題してご講演をいただきました。その後、実習施設のうち5施設より、参加型実習に積極的に取り組んでいる部署のご報告をいただきました。最後に、今年度の各施設での参加型実習の問題点、ならびに次年度に向けての改善点について6つのグループに分かれて議論し、グループ毎に発表をしていただきました。
  
  今回の研修会には21の施設から医師やスタッフ合わせて41名の方の参加がありました。グループワークでは活発な議論が行われ、次年度の地域医療臨床実習をより充実したものとするための非常に有意義な情報共有の場となりました。


開会の辞 住本医学研究院長

基調講演 岡山雅信特命教授

実習施設取組発表 訪問診療部門

実習施設取組発表 訪問看護部門

実習施設取組発表 デイケア部門

実習施設取組発表 老健施設部門

実習施設取組発表 リハビリ部門

グループワーク

参加者の様子

実習施設取組発表 発表者
  1.訪問診療部門・青葉クリニック 伊藤大樹先生
  2.訪問看護部門・西福岡病院 山下由佳里様
  3.デイケア部門・済生会デイサービスセンター天拝 武田規子様
  4.老健施設部門・篠栗病院 荒井さおり様
  5.リハビリ部門・宗像医師会病院 中村猛様
ページのトップへ