2023.07.25
新任教授ご挨拶 高度救命・災害医学分野 赤星 朋比古 教授
令和5年6月16日付で救急医学講座 高度救命・災害医学分野教授を拝命いたしました赤星朋比古(あかほし ともひこ)と申します。
1995年(平成7年)3月に九州大学医学部を卒業し、九州大学第2外科に入局し外科医として医師人生をスタートしました。市中病院および大学病院にて、外科診療を行い、1998年からは外科の大学院にて、2003年からは米国で基礎研究を行い2005年に帰国いたしました。当時は、腹腔鏡手術の普及と外科診療の高度専門分化、外傷手術の機会の減少などが相まって、外科医の外傷外科対応能力の低下が問題とされていた時代でありました。そのため、誰かがやらねばの精神で私は救急外傷外科、救急医をめざすこととしました。2010年からは、九州大学大学院災害・救急医学講座に赴任し、九州大学病院救命救急センターを兼務し今日に至っております。この間、度重なる地震や豪雨災害、新型ウイルス感染症のパンデミックに際しては日本DMATとして、また災害医療の専門医としてかかわってまいりました。
この度、九州大学に新設される救急医学・災害医学の教室を担当することになりましたが、その責務と重責を考えますと身の引き締まる思いです。時代の変化に柔軟に対応し、社会に貢献する救急医を母校である九州大学から育てること、さらなる救命率の向上をめざし救急医学の研究を推進することが、私の使命と考えております。
皆様のご指導と支援を賜りながら誠心誠意頑張りたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。