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2017.03.23

生命科学科10周年記念式典(開催報告)

  平成19年4月1日に設置されました生命科学科は、平成29年4月に10周年を迎えます。これを記念し、現在学部3年生である8期生が中心となり、学生主体による『生命科学科10周年記念式典』が3月11日(土)、コラボステーションⅠ・Ⅱにて開催されました。
   本記事では、学生代表の白石大智さんによる開催報告と、式典で配布された記念誌に掲載された学部長挨拶および学科長挨拶を掲載致します。

生命科学科10周年記念式典 開催報告

九州大学 医学部生命科学科 8期生 白石大智
  
  生命科学科10周年記念式典の寄稿文ということで、まずこの式典を企画した経緯から述べたいと思います。始まりは、ある先輩の「生命科学科全体の同窓会を開きたい」という一言でした。今年は、1期生の方が博士課程を修了される年でもあり、また、生命科学科が創立10周年ということもあり、生命科学科10周年記念式典という名前のもと、同窓会を兼ねた会を開くべく、我々8期生を中心に企画を始めました。さらに、日頃同級生とは顔を合わせている学部生にとっても何か意味のある会にしたいと思い、他にも様々な企画を用意しました。
  
  まず始めの企画としまして、コラボステーションⅠ 2階視聴覚ホールにて講演会を行いました。住本医学部長のご挨拶から始まり、1期生の先輩方3人による研究発表を行いました。生命科学科はまだ10年しか経っていないこともあり、他の学部学科に比べると歴史が浅く、「将来像」というのはイメージがし難いところがありました。今回、尾鶴亮さん、白根健次郎さん、森大輝さんの3人の先輩方に学部生時代のbackground等交えながら、実際に今研究されている内容の発表をして頂きました。1年生や2年生にも理解できるように分かりやすくプレゼンして頂いたことで、発表の後の質疑応答も盛り上がり、将来像を描くヒントの一つになるような非常に良い会になったと思います。
  

開会の辞

住本学部長挨拶

研究発表 尾鶴亮さん(1期生)

研究発表 白根健次郎さん(1期生)

研究発表 森大輝さん(1期生)

質疑応答
  
  その後の企画と致しまして、コラボステーションⅡ 1階コミュニティラウンジにて立食パーティーを行いました。非常に多くの先生方にご寄附を始めとするご協力を賜り、当初の予定よりも遥かに豪華な祝賀会を開くことができました。
  康生命科学科長のご挨拶、乾杯の合図で始まり、卒業生の先輩方は懐かしい友人との会話に終始笑顔をこぼされていました。今回、わざわざ大阪大学からお越しいただいた生体防御医学研究所 山崎晶教授*のご挨拶で会を締めさせて頂き、温かい雰囲気で立食パーティーを終えることができました。

山崎晶教授*:本学と大阪大学とのクロスアポイントメントによる雇用
  

立食パーティー開会の辞
学生代表(筆者)

康生命科学科長挨拶

パーティーの様子

パーティーの様子

パーティーの様子

山崎教授挨拶
  
  また、その後は基礎研究A棟第2講義室にて、学生のみでのパネルディスカッションを行い、様々な経緯を辿られた先輩方に、学部生を中心に集めた質問に答えて頂き、日頃聞くことができない貴重なご意見、お話を拝聴でき、とても熱い会になったと思います。
  
  最後に、今回の生命科学科10周年記念式典は、非常に多くの先生方からのご支援、また講演会でのスピーチやパネルディスカッションを始めとする学科の先輩方のご協力、運営等での後輩の協力、そして、何より企画から運営まで行った8期生の団結力で、とても温かい、また意義のある会を行うことができたと思います。今回の生命科学科10周年記念式典を機に、生命科学科がもっと盛り上がって、この学科に属していたこと、属していることを今より誇りに思えるようになると、企画をした8期生一同、大変嬉しく思います。
 

生命科学科10周年記念式典冊子寄稿文より
  
学部長挨拶  
生命科学科10 周年にあたって
医学部長 住本 英樹    
   
  生命科学科は、この春、10 周年を迎えます。
  この間における学生諸君、教員・職員の皆様を含む多くの方々の御尽力に対して、心からの敬意と謝意を表します。
  九州大学医学部生命科学科は、医学を深く学んだ生命科学研究者の育成を第一の目的に掲げて、2007 年(平成19 年)4 月1 日に設置されました。この年に15 名の新入生を迎え、以来毎年12〜15 名の学生(定員は12 名)が全国から入学しています。初代の学科長(2007年〜2012 年)は 續 輝久 教授(基礎放射線医学分野)、2代目(2012 年〜2014 年)は 飛松 省三 教授(臨床神経生理学分野)で、現在は3代目(2014 年〜現在)の 康 東天 教授(臨床検査医学分野)が学科長を務めています。そして、医学部(医学研究院)の基礎系の教員を中心に多くの先生方が、講義と実習さらには研究の指導と力を注いでこられました。特に、設置準備から立ち上げの大変な時期には、續 学科長(当時)、岩城 徹 教授(神経病理学)、飛松 教授の3 名の先生方は、大変なご苦労をなさったことと思います。改めまして、皆様に厚く御礼申し上げる次第です。・・・・・・・・・
  
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学科長挨拶  
生命科学科10 周年に寄せて
生命科学科長 康 東天    
   
  生命科学科の学生そして卒業生の皆さん、10 周年おめでとうございます。
  
  九州大学医学部生命科学科は医学的素養がある生命科学者を育てるという、国内でも類を見ないコンセプトのもと発足した非常に特徴を持った学科です。そのため、その特徴を生かす教育システムの構築には多くの苦労があったようです。私は、續輝久教授、飛松省三教授に続いての3代目の学科長で、先代の学科長が苦労して土台を築かれたおかげか、特段の苦労もなく過ごしています。それだけ、九州大学医学部生命科学科も学内的にも、学外的にも安定した評価と認知を受けた学科へと成長したということの証でもあります。
  
  生命科学科は定員が12名と非常にこぢんまりとした学科です。そのせいか、あるいはそれだからこそか、非常に学生間の連帯が強いように思います。今回の生命科学科10周年記念行事も在学生と卒業生が密に連絡を取って組織した手作りの祝賀会です。中心となった3年生の全員がそれぞれ役割を担って努力しているさまを見守りながら、彼らが自分たちの学科へ強い愛着と愛情を持っていることを実感させられました。 ・・・・・・・・・
  
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