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2021.08.05

新任教授ご挨拶 小児外科学分野 田尻 達郎教授

  2021年7月1日付で小児外科学分野の第四代教授に就任しました田尻達郎と申します。
  
  私は1988年に九州大学医学部を卒業し、池田恵一初代教授が主催されていた小児外科学教室に入局しました。九州大学附属病院、市中病院にて臨床経験を積んだ後、大学院は生化学教室にて医学博士を取得いたしました。
  大学院卒業後第二代教授水田祥代先生のもとで小児外科臨床・研究のご指導を受けて2001年には米国のフィラデルフィア子ども病院の腫瘍学部門に留学し、帰国後は第三代教授田口智章先生のご指導も受けました。
  2011年に京都府立医科大学小児外科教授に赴任し、10年間を経てこの度、再び九州大学にて働かせて頂くことになりました。
  
  医療の細分化、専門化が進んでいる現在、小児外科医は脳神経外科、心臓外科領域以外の全ての小児領域の外科治療を担当する最後のGeneral Surgeonであることを自負するとともに、それだけの広い領域の治療を担当することから、難治症例毎に疾患臓器、疾患分野における各科のエキスパートの先生方のご協力なくしては最高水準の治療はできないことも認識しています。
  
  我が国の国立大学の最初の小児外科学講座としての伝統を受け継ぎ、これから未来の小児外科を担う若手医師の育成に努め、母校である九州大学医学部の発展に少しでも貢献すべく、精進していく所存でございます。今後とも皆様のご指導とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
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