このたび、2020年3月1日付で、プレシジョン医療学分野教授を拝命いたしました前田高宏と申します。
 
 私は、1994年に名古屋大学を卒業後、名古屋大学第一内科に入局し、齋藤英彦教授をはじめ多くの先生方のご指導を賜り、血液内科学の臨床・研究の研鑽を積みました。2001年にニューヨークのスローンケタリング癌センターに留学後、シティーオブホープ癌研究所、ハーバード大学・ブリガムウィメンズ病院にて勤務し、2016年に帰国後は、九州大学病院遺伝子・細胞療法部にて、赤司浩一教授のご指導のもと、血液内科学の臨床・研究、がんゲノム医療の普及に努めて参りました。
 
 私がこのたび担当させていただくプレシジョン医療学分野（Precision Medicine: 精密医療とも和訳されます）は、臨床医学部門内科学講座の新設分野です。新しい学問分野ですが、まずは私の専門である「がん」のプレシジョン医療の臨床、教育、研究の基盤を築けるよう尽力する所存です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。