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2026.03.13

泌尿器科学分野 江藤正俊教授の最終講義を行いました


最終講義後の集合写真

去る令和8年3月10日、九州大学病院臨床大講堂にて、医学研究院 泌尿器科学分野 江藤正俊教授の最終講義が行われました。江藤教授は平成27年に教授に就任され、以降11年間の長きにわたり、教室のみならず日本の泌尿器科学の発展に尽力して来られました。講義ではその豊かなご経験を「泌尿器科医としての40年の歩み」のタイトルの元にお話しいただきました。


江藤 正俊教授

江藤教授は九州大学泌尿器科に入局したのち大学院に進学され、野本亀久雄先生が主宰される九州大学生体防御医学研究所にて基礎研究に従事されました。ご講義の序盤では、そこでの移植免疫に関する研究、特にシクロホスファミド療法による免疫寛容誘導を発見・証明・大きく発展していった様子を当時のラボの興奮が再現されるがごとく臨場感たっぷりにお話しいただきました。さらにその研究は留学先であるピッツバーグ大学にて腫瘍免疫へと展開され、現在泌尿器がん治療の主軸とも言える免疫治療に応用されていった様子を語っていただきました。

九大教授に就任後、江藤教授が早くから着目されたテーマの一つに「医工連携」があります。先端医療イノベーションセンター長を務められた江藤教授ですが、ロボット支援手術のナビゲーションシステムに関する研究や、マイクロサージェリーロボットの開発にまつわるエピソードを語っていただきました。さらに、PIとして関わってこられた多くの臨床研究を振り返っていただき、その一つである「結節性硬化症に伴う腎血管筋脂肪腫への凍結療法」の研究成果は、2025年に薬事承認され、つい先日保険適応承認となったこともお話しいただきました。

江藤教授は多くの学会を主宰されましたが、集大成とも言える第112回日本泌尿器科学会総会ではその学術的充実もさることながら、福岡出身の大物ゲストの招聘に最後まで苦心され、最終的に大成功を納めたことを、関係の多くの皆様への感謝の言葉と共に振り返っていただきました。


最終講義の様子

講義の最後に、九州大学病院の多くのスタッフの皆様からの感謝の花束贈呈と、記念写真の撮影が行われ、皆様の笑顔の中での最終講義となりました。ご参加くださった皆様に心より御礼申し上げます。今後とも、九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野への変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

文責:後藤 駿介(助教)

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