お知らせ

2023.12.05

新任教授ご挨拶 医療情報学分野 中島 直樹 教授

2023年12月1日付で医療情報学講座 医療情報学分野教授を拝命いたしました中島直樹(なかしま なおき)と申します。

 1987年(昭和62年3月)に九州大学医学部を卒業後、九州大学第三内科に入局し糖尿病研究室で臨床修練と共に遺伝性糖尿病の研究を行いました。1996年から1999年まで米国カリフォルニア大学サンディエゴ校にて細胞内インスリンシグナリングの研究を行った後、帰国後に「糖尿病患者の通院率が50%に満たない」という当時の状況を厚生省(当時)の発表で知り、九州大学病院医療情報部に移籍して、ITを用いたpopulation managementの研究に進みました。2013年に医療情報部が組織改編でメディカル・インフォメーションセンター(MIC)となり、2014年からは同センター長/教授を拝命いたしました。さらに2008年以降教授籍が凍結されていた医療情報学講座が、社会の医療情報化の流れから再興することとなり、2023年12月に同講座の教授に異動をいたしました。

 医学部では、統計解析からデジタルヘルスに至る広い医療情報学を担当いたします。特にリアルワールドデータを用いたビッグデータ解析や個人のデジタルデバイスを用いた個別性の高い患者中心の健康医療サービス提供のための研究にも取り組んで参ります。医療分野におけるデジタルトランスフォーメーションを推進する人材の育成にも尽力をいたします。

 この分野は領域横断的、国際的な視野や知識が必要です。九州大学の総合知を生かし、かつ国際的なネットワークを生かして教育・研究活動を進めて参ります。

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