セミナー/学会・シンポジウム/市民公開講座一覧
- 検索キーワード
セミナー
第一回 細胞生理学セミナー
- 2026年8月26日 (水) 午後5時~6時
- 病院キャンパス 基礎研究A棟1階 第1講義室
[対象]
内容・問合せ先内容を閉じる
内容・問合せ先
第一回 細胞生理学セミナー
下記の通り、金沢大学の荒磯裕平先生にお越しいただきセミナーを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしています。
タイトル:
ミトコンドリア膜動態を制御する分子装置の構造とダイナミクス
講師:
荒磯 裕平(金沢大学 医薬保健研究域保健学系 病態検査学講座 准教授)
日時:
2026年8月26日 (水) 午後5時~6時
場所:
病院キャンパス 基礎研究A棟1階 第1講義室
要旨:
ミトコンドリアは、エネルギー産生を担い“細胞の機能発現の要”として働く。ミトコンドリアの形態は極めて動的であり、分裂と融合がバランス良く繰り返されることで形態が維持され、機能を発揮する。近年、ミトコンドリア膜動態の制御機構の破綻が、神経変性疾患等の様々な病態と関連することも明らかになってきており、その分子メカニズムに大きな注目が集まっている。
ミトコンドリアの分裂と融合はダイナミンスーパーファミリーに属するGTPase群によって駆動され、分裂には細胞質に局在する可溶性タンパク質のDrp1、融合には膜貫通ヘリックスによって外膜に局在するMfn1が同定されている。しかし、これらのタンパク質が、ミトコンドリア外膜上でのナノスケールの分子会合によって、膜分裂や融合というメゾスケールの現象を駆動する分子機構には未解明な部分が多い。
そこで我々は、ナノメートルの空間分解能とミリ秒の時間分解能でタンパク質複合体のリアルタイム観察が可能な高速原子間力顕微鏡(HS-AFM)解析を適用し、Drp1やMfn1の一分子イメージングを試み、溶液中における分子ダイナミクスの解析に成功した。さらに、脂質二重膜存在下におけるDrp1、およびMfn1のHS-AFM解析にも挑戦し、Drp1がGTP依存的にリン脂質二重膜と相互作用する様子や、リポソームに組み込まれたMfn1の分子動態を観察することにも成功した。本発表では、Drp1とMfn1によるミトコンドリア外膜リモデリングの分子機序を提唱し、臨床医学研究への展開について議論したい。
世話人:
医学研究院 細胞生理学分野 神吉 智丈 教授
email:kanki.tomotake.114@m.kyushu-u.ac.jp
下記の通り、金沢大学の荒磯裕平先生にお越しいただきセミナーを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしています。
タイトル:
ミトコンドリア膜動態を制御する分子装置の構造とダイナミクス
講師:
荒磯 裕平(金沢大学 医薬保健研究域保健学系 病態検査学講座 准教授)
日時:
2026年8月26日 (水) 午後5時~6時
場所:
病院キャンパス 基礎研究A棟1階 第1講義室
要旨:
ミトコンドリアは、エネルギー産生を担い“細胞の機能発現の要”として働く。ミトコンドリアの形態は極めて動的であり、分裂と融合がバランス良く繰り返されることで形態が維持され、機能を発揮する。近年、ミトコンドリア膜動態の制御機構の破綻が、神経変性疾患等の様々な病態と関連することも明らかになってきており、その分子メカニズムに大きな注目が集まっている。
ミトコンドリアの分裂と融合はダイナミンスーパーファミリーに属するGTPase群によって駆動され、分裂には細胞質に局在する可溶性タンパク質のDrp1、融合には膜貫通ヘリックスによって外膜に局在するMfn1が同定されている。しかし、これらのタンパク質が、ミトコンドリア外膜上でのナノスケールの分子会合によって、膜分裂や融合というメゾスケールの現象を駆動する分子機構には未解明な部分が多い。
そこで我々は、ナノメートルの空間分解能とミリ秒の時間分解能でタンパク質複合体のリアルタイム観察が可能な高速原子間力顕微鏡(HS-AFM)解析を適用し、Drp1やMfn1の一分子イメージングを試み、溶液中における分子ダイナミクスの解析に成功した。さらに、脂質二重膜存在下におけるDrp1、およびMfn1のHS-AFM解析にも挑戦し、Drp1がGTP依存的にリン脂質二重膜と相互作用する様子や、リポソームに組み込まれたMfn1の分子動態を観察することにも成功した。本発表では、Drp1とMfn1によるミトコンドリア外膜リモデリングの分子機序を提唱し、臨床医学研究への展開について議論したい。
世話人:
医学研究院 細胞生理学分野 神吉 智丈 教授
email:kanki.tomotake.114@m.kyushu-u.ac.jp
