メディア掲載

2011.07.21

「腸管出血性大腸菌」研究発表内容が 朝日新聞に掲載されました。

 7月15日に大阪市北浜フォーラム(大阪証券取引所)で開催された第15回腸管出血性大腸菌感染症研究会において、藤井 潤准教授(細菌学分野)が発表した「わが国において成人女性は腸管出血性大腸菌感染症による溶血性尿毒症症候群のリスク要因である」が、7月16日付朝日新聞朝刊(関西版)に掲載されました。
この研究は、藤井准教授と国立国際医療研究センターの溝上哲也部長および国立感染症研究所感染情報センターなどの共同研究であり、2006年から2010年までの国内で報告された全溶血性尿毒症症候群(HUS)患者500人の分析を行ったもので、分析の結果、5歳未満の子どもでは大きく差はでないが、20歳以上の成人では、女性の患者の数は男性の4倍以上となることがわかりました。その要因の一つとして、女性の腎臓遠位尿細管・集合管にベロ毒素レセプター (Gb3) が男性に比べ多く発現している可能性を指摘しています。
 
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関連リンク 
■ asahi.com ニュース「生肉、女性は要注意 出血性大腸菌で重症化、男性の4倍」(7/15) 
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■ 「肉の「生食」は悪しき習慣」朝日新聞-私の視点 藤井潤(九州大准教授)  [2011/06/10] 掲載 
■ 国立国際医療研究センター ホームページ 
■ 国立感染症研究所感染症情報センター 病原微生物検出情報 (IASA)
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