2015.07.08
日本学術振興会「平成27年度科学研究費助成事業(基盤研究(S) )」の採択について 消化器・総合外科学分野 前原喜彦教授
この度、医学研究院の教授を研究代表とする「科学研究費助成事業(基盤研究(S) )」が採択されました。概略は下記の通りです。
| 研究課題名: | がん幹細胞化に関与するSphere形成メカニズムを標的とした革新的治療開発 |
| 研究代表者: | 前原 喜彦 (九州大学医学研究院 臨床医学部門消化器・総合外科学分野 教授) [九州大学研究者情報] |
| 概 要: | |
| 医学の進歩に伴ってがんの治療成績は飛躍的に改善していますが、依然として悪性新生物は日本人の死亡原因の第1位を占めており、難治性の疾患の一つです。がんが生命を脅かす最大の原因は、「がんが再発する」からです。手術でがんを摘出したり、抗がん剤や放射線でがんを小さくしても、ごく少数の生き残ったがん細胞が再び大きくなってきて成長をします。この状態を再発といいます。 近年、がん細胞の集団の中で女王蜂のような親玉のがん細胞(がん幹細胞)が存在するのではないかと言われており、基礎研究が盛んに行われています。がんの再発にはがん幹細胞が関わっていると考えれば、この再発のメカニズムを都合良く説明できます(図1)。そして、がん幹細胞を狙い撃ちして治療することができれば、がん治療のブレークスルーになると考えられます ![]() がん幹細胞研究ではSphere形成法と呼ばれる手法が用いられています。 Sphere形成により様々な分子の発現が変化をすることが分かっています(図2)。 ![]() 本研究では 1) Sphere形成の分子生物学的機序とがん幹細胞の関係について解析を行う。 2) 約30万種類の化合物ライブラリーからSphere形成阻害物質の網羅的探索を行う。 3) 標的遺伝子に相補的となる核酸を発現する遺伝子治療用センダイウイルスベクターを作成する。 または、Sphere形成を 阻害する新たな低分子化合物が同定された場合には阻害剤の創薬を行う。 以上の3つを研究の柱と位置づけています。 |
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【お問い合わせ】
大学院医学研究院 教授前原 喜彦(まえはら よしひこ) 電話:092-642-5466 FAX:092-642-5482 Mail:maehara(at)surg2.med.kyushu-u.ac.jp (at)を@に書きかえてメールをご送信ください。 |
■ 大型研究費獲得情報 (平成27年6月30日更新) ※申告に基づき作成しています。


