医学部(保健学科)・医学系学府(保建学専攻)・医学研究院(保健学部門)
Ⅰ 教育研究の質の向上に関する事項
- 1) 保健学の研究教育機能を強化・活性化させることで、保健学の 総合知を創り出す知のプラットフォームになるとともに、医療・保 健・福祉分野においてデータ分析と融合させた新学術領域など の総合知の創出を行い、新たな世界トップクラスの研究領域を 発掘し、臨床の課題解決に向けた総合知の創出・活用を促進 し、保健医療の変革を促す。
- 2) 保健学教育を技術習得のための職能実践教育から実学に基づ く「サイエンス」としての教育へと進化させ、国際化や技術革新に 対応しつつチーム医療の現場でリーダーシップを発揮できる医 療従事者や教育・研究・行政機関で活躍できる人材の育成を目 指すとともに、企業および病院との協同で行う研究推進に取り組 む。
- 3) 保健学領域における様々なデータを連携・統合し、DXによる教 育・研究・医療を遂行できる体制を整備し、データの新たな利用 法・価値の創出を図る。DXによって地域と連携した総合知により 医療変革に取り組む、DX先進保健学の研究・教育体制を構築 し、DX推進人材の確保と育成を行う。
- 5) 保健医療における国際競争力を有する研究力を強化するため、 研究面でのガバナンス及びマネジメントの機能・体制を強化し て、融合研究の推進を図る。保健学部門独自の研究分野の伸 長に向けた取組を行うとともに、総合知を活かした医系、理工分 野との異分野融合型研究を推進する。
- 6) 世界トップレベルの保健医療研究者との科学的な交流・協働を 実践し、国際共同研究等により、アジア・オセアニアをはじめとし た国際的保健医療科学ネットワークを構築し、国際的な研究教 育力を強化する。
- 7) 保健学領域における秀逸な若手研究者の獲得、異分野との研 究の融合が図れる人材の育成を戦略的に実施する。
- 8) 医療・保健学領域の価値を社会に対して積極的に発信することで社会からの人的・財政的投資を呼び込み、教育研究を高度化する好循環システムを構築する。 保健、医療技術分野における社会的課題解決と研究成果の事業化による社会実装および地域連携を推進する。
- 9) 保健学部門の教育研究を高度化する好循環システムを構築し、保健分野における研究成果の事業化、研究成果の特許等の獲得を目指す。
- 10) 医療・保健学領域の研究成果の事業化と社会課題の解決を目指す。
- 11) 国内外の社会状況と科学技術の進歩と共に変化する臨床現場に応じて、求められる保健医療人を育成するため、柔軟かつ機動的に保健医療教育プログラムや教育研究組織の改編・整備を推進することにより、臨床現場の要求や課題を教育内容にフィードバックする。
- 12) 保健医療分野を通じて課題を設定して探究するという基本的な思考の枠組みを身に付けさせるとともに、視野を広げるために他分野の知見にも触れることで、幅広い教養を身に付けた人材を育成する。
- 13) 保健学領域における高度な専門的知識を有し、質の高い医療実践、保健活動に寄与するための研究マインドをもつ人材を育成する(修士課程)⑦
- 14) 保健医療における深い専門性の涵養や、異なる分野の研究者との協働等を通じて、研究者としての幅広い素養を身に付けさせるとともに、独立した研究者として自らの意思で研究を遂行できる能力を育成することで、アカデミアのみならず産業界等、社会、臨床現場の多様な方面で求められ、多様で高度な知識を有するプロフェッショナル人材を育成する。
- 15) 保健医療科学・イノベーション創出の担い手となる人材を育成するために、博士課程学生の処遇向上とキャリアパス支援を行う。
- 16) 我が国の保健学分野における実践や教育・研究分野においてリーダーとなれる人材育成を促進する。
- 17) 海外の大学と連携して、優秀な留学生の受入れ、教育研究と連動した学生の海外派遣、その双方を拡充させるため、部局国際推進室と連携して、時勢に応じた留学生向けプログラムの提供、国際連携プログラムの拡充の推進など、多様な取組を実施する。
- 18) 保健学部門の国際化を推進するため、部局国際推進室と連携して、留学生や外国人教員等の視点を踏まえた環境整備を行うなど、外国人構成員の生活支援や受入環境を向上させる取組を行う。
- 19) 保健医療における真理の探究、基本原理の解明や新たな発見を目指した基礎研究と個々の研究者の内在的動機に基づいて行われる学術研究の卓越性と多様性を強化するための研究基盤の構築を図る。
- 20) 国際的発信力の強化を推進し、部局の学術研究成果等を積極的に蓄積・発信する。
- 21) 国内外の病院、研究機関、企業との連携・共同によりキャリアパスの多様化や流動性の向上を図り、博士課程学生やポストドクターを含めた若手研究者が、産学官の枠を越えた国内外の様々な場において、自らの希望や適性に応じて活躍しその能力を最大限発揮できる環境を構築する。
- 22) 保健学部門の若手、女性、外国人など研究者の多様性を高め、育児中の教員への支援も充実さることで、持続的に新たな価値を創出し、発展し続けるための基盤を構築する。
- 23) 国内外の大学、病院、研究所、産業界等との連携や共同利用・ 共同研究を推進することにより、教育研究インフラの高度化や、 人的・物的資源の共有・融合による、教育・研究の機能の強化・ 拡張を図る。
- 24) 質の高い医療の安全かつ安定した提供、持続可能な地域医療 体制の構築に貢献するため、保健医療分野を先導し中核となっ て活躍できる医療人を育成する。 学際的取り組みにおいて保健医療的アプローチでの高度先進 医療及び先端的医療技術を用いた臨床研究および基礎研究を 支援する。
- 25) 多職種連携によるチーム医療を支援し、国際医療連携を行う。
- 26) 地域との医療連携の推進を保健学として支援する。